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楓の剣! / かたやま和華

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楓の剣!

旗本の娘でありながら、武芸に秀で「榊原の小天狗姫様」と親しまれていた楓は、三年ぶりに江戸へ戻ってきた。幼馴染の弥比古と共に。
そんな江戸では不審な火事が多発していた。
火事が起きるとき女の子のわらべ唄が聞こえるという「わらべ唄火事」が。
その情景からかつてのトラウマを引き出された楓は事件を追うが……

ところどころいい話もあるけど、何となく惹かれるものがない。
どこが悪いってわけではないのに、なんでだろ。
何となくちぐはぐな印象を受けました。
謎がさほど複雑じゃないのに、いろいろな話を詰めているからかかなあ。
そのせいか最後の展開が早すぎるように感じたのも原因のひとつかも。
終わらせるためにまとめあげましたって感じがしてしまう。なんとももったいない。

なんかネガティブなことばかり書いていますが、ちょっとしたことでもっと面白くなりそうな予感はあるので、続編が出るならまた読んでみたいと思います。
第5回富士見ヤングミステリー大賞佳作受賞作。

楓の剣! (富士見ミステリー文庫) - かたやま 和華

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楓の剣!2 ぬえの鳴く夜

相手を切った後、自害する。そんな辻斬りが横行する江戸。
その正体不明の辻斬りに嘉一が襲われた。
大怪我はしなかったものの、唯一生き残った人として、鬼の子という噂のこともあり、疑いを掛けられた嘉一。
憤慨した楓と弥比古は辻斬り事件を追い始めるが……

スピーディで、コミカルで、ちょっとした謎があって、意外な落とし穴があって、と飽きさせない展開。前作はちょっと微妙だなあと思っていたんですが、どうしてどうして、おもしろいじゃないですか。

楓と弥比古の思いあっているのに素直になれず、口を開けば喧嘩をしている関係が妙に心地よく感じました。
ひょっとして楓が突っ走らなければ今回の事件は……なんて野暮なことはいいっこなしよ。

まあなんといっても今回良かったのは、今まで憎まれ口を叩いてばかりだった羽瑠でしょう。今回も出始めは憎まれ口ばかりでしたが、徐々に変わっていく心の動きがとてもグッド。
あれだけ出てたのに妙に影が薄かった若旦那でしたが、羽瑠を心配するシーンは印象的でした。

いやあ、これは買いなシリーズになってきましたね。新キャラも登場して、ひょっとしたら今後もいろいろとかき回してくれるかもしれないし、今後が大いに楽しみです。

楓の剣!〈2〉ぬえの鳴く夜 (富士見ミステリー文庫) - かたやま 和華

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楓の剣!3 かげろふ人形

美濃屋では騒動が起きていた。嘉一の祖母・帰蝶が熊野から突然やってきたのだ。
「おばあさま」とは思えない若々しい容姿と、嘉一をも超える力を持つ帰蝶がやってきた理由は、嘉一の嫁探し?
どうも怪しい動きをしている帰蝶をよそに、町では神隠しと人殺しが連続しており、楓と弥比古は事件を追い始めて……

面白い。キャラクタが生き生きとしていますね。楓と弥比古の微妙な関係がたまりません。今回はあとちょっとなシーンもありましたし。っていうか、お約束すぎです(笑)。

それにしても帰蝶さんがとてもいいです。おばあさまと呼んだら大変な目に合うということで、誰もがびくびくしながら接しているのが笑えます。ただ、厳しいだけの人でなく、人生の先輩であることを見せてくれるので頼りがいありますね。おかげで若旦那の影が薄くなってしまった気もするけれど。

人殺しと神隠しにどんな繋がりがあるのかさっぱりでしたが、なるほど、そういうことかと納得。一途な人の心というものは、時に恐ろしくなるんですね。

個人的に印象に残ったシーンは、羽瑠が楓の布団に入り込んで慰めるところ。生意気な口をききながら、何だかんだいって楓を好きなんだよなあ。羽瑠かわいいよ羽瑠。
弥比古から花をもらったら、思わず花言葉を調べてしまう楓もいつもと違って乙女でしたね。こういったところが大好き。

今回の件で、それぞれの思いを新たにしたような気がするんですが、それでも変わらぬ二人なのか、ちょっとは意識するようになるのか。
今後の展開が楽しみです。

楓の剣!〈3〉―かげろふ人形  - かたやま 和華

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