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かのこん / 西野かつみ

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かのこん

転校初日に音楽室へ呼び出された耕太。引きつけられたと言っていい容姿の持ち主、源ちずるは耕太を見つめていった。
「わたし……がまんできないよう」
抱きつかれて慌てふためく耕太。ふと彼女をみると、スカートから尻尾が見え、髪からは耳が生えていた。あ、これ、狐だ。そう、彼女は四百年生きている妖怪だったのだ……。

自分を受け入れてくれる存在を探す妖弧と、田舎から出てきたばかりの純粋な男の子。ふたりが出会い、力を合わせることで、より成長していく物語です。読み終えたら、おなかいっぱいって感じの甘い甘い展開ですね。

読んでるときは気にならないけど、読み終わったら、はて何をいいたいのだろうと思ってしまうぐらい物語の印象が薄い。妖怪たちとの戯れや甘いお話の印象が強いからかな。

とはいえ、つまらないわけではないので、シリーズ化したら手を出すと思います。

第1回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作。

かのこん - 西野 かつみ

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かのこん2 ~はじまりはじまり~

耕太のクラスへ転校してきた少女。それは昨日、耕太が助けた少女だった。耕太に対して好意を示す望。怒りを露にするちずる。そんな望の兄も学園に転校してきた。かつて彼はちずるとパートナーを組んでいたという。耕太に望が、ちずるに朔が。
何やら雲行きが怪しくなってきたが……

相変わらずエロエロなシーンが多くて困ります。
外で読むのが恥ずかしいったらありゃしない。
一番恥ずかしく萌えたのはやっぱりお仕置ですよね。

はい、つぎ、お願いします

誰もがあそこで悶え死ぬはず。いや、悶えるしかないだろ。

ただ、それだけで終わらないのがこの物語。耕太が後悔しつつひとり部屋に戻ったときのシーン。他のシーンとの落差が激しいせいでしょうか。不覚にもジーンと来てしまいました。

純愛というには邪気が多過ぎますが、読んでいて温かい気持ちになれますね。

かのこん(2) - 西野 かつみ

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かのこん3 ~ゆきやまかぞくけいかく~

目を覚ましたとき、耕太の隣に涙ぐんだちずるがいた。その笑みにじんわりとしたものを感じたけれど、ふと気づけば自分はなぜか裸だった。しかも、ちずるも裸。さらに望も裸で隣にいる!
焦った耕太だが、体が思うように動かなかった。
そうか、ぼくたちは、雪山で遭難したんだった……

今回はちずるの母登場。まさかそんな大物だとは思わなかったけど、何かいいですね。こういった家族の関係は。回りの人は迷惑かもしれませんが。個人的ヒットな性格。

ただ、雪山遭難したら裸で暖めあうとか、ひとつひとつの場面は楽しめたんだけど、何かドタバタしているうちに終わっちゃったって感じがしました。もうちょっと盛り上がるところがあったらなあ。微妙に拍子抜け(というほどでもないけど)。

それにしても、読んでるこっちが恥ずかしくなるようなことをやるのはいいんだけど、歪んでるなあ。「あまえんぼさん」はちょっと……。
まあ、理由っぽいのがあったから、解消されれば大丈夫なのかな。酷くならないことを願おう。

かのこん〈3〉ゆきやまかぞくけいかく - 西野 かつみ

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かのこん4 ~オトメたちのヒミツ~

かのこん〈4〉オトメたちのヒミツ - 西野 かつみ

「犹守さんて、ヘンだと思わない?」
そんな友人の言葉につられて、わたしとユッキーはクラスメイトである犹守望を密着取材することにした。
気づかれないように、授業中、放課後、自宅と、あらゆるところで、ビデオカメラを回していたが、ある日、犹守さんが商店街を歩いていると、いろんな店の人から声をかけられていて……

いつもとはちょっと違って短編集。
1月、2月、3月と、それぞれのイベントでのお話が描かれています。望が意外にも商店街で人気者だったりとか、バレンタイン・ホワイトデーで委員長のあかねの行動に一喜一憂するたゆらとか、なかなか良かったけれど、一番良かったのは澪の過去の話かな。
わりとシリアスな展開でしたが、乱暴な印象しかなかった桐山を見直したり。最後にちょっとあたたかくなりました。

ただ、全体的に小粒な印象。前作の長編でも思いましたが、破壊力が無くなってきている気がします。
ただの学園ものになってから、いつも同じようなことばかり繰り返しているというのもあるんだろうけれど、一番の原因は素直な耕太の姿があまり見られないからかなあ。
何かに立ち向かったり、ちずるであってもしっかり意見していたころの耕太はどこにいったんだ。
歪んだ部分やら妄想やらがクローズアップされちゃって、そのあたりが僕にとってダメになってきたのかもしれない。

もうちょっと、かっこいい耕太くんを出してほしいなと思います。

かのこん〈4〉オトメたちのヒミツ - 西野 かつみ

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かのこん5 ~アイをとりもどせ!~

かのこん〈5〉アイをとりもどせ! - 西野 かつみ

耕太は二年に、ちずるは三年に無事進級したけれど、ふたりの付き合いに変わりはない。相変わらずいちゃいちゃしている毎日。こんな平和な日々が続いたらいいなと思っていたが、< 葛の葉 > の陰謀は動き出していたのだ。
そして平和は崩れた。
「こ、これって……うそ、どうして、なんで」
あれほど、立派で素敵だったちずるの胸が……。

ちずるのゆやゆよーんなものが無くなってしまって、さあ大変というお話。
初めから終わりまで、ぱいぱいぷーです。いやもう、なんていうか、ここまで胸に対する思いをぶつけられると、いっそ爽快かもしれない。っていうか、ここまできて、最後の一線を超えないほうがおかしいと思う僕は正常なはずです。たぶん。
生でゴニョゴニョしまくりだし、耕太も出すもの出してる気がするんですがいいのかしら。
相変わらず歪んでる気がしますが、新登場の七尾姉妹もなかなかな歪み具合ですね。

そんなこんなで、エロエロ話ばかりが印象に残ってて、ストーリィをあまり覚えていない気がしますが、そんなに進んでないのでいいか。
美乃里がいろいろ暗躍して、ちょっとしたことがわかったというぐらいかな。

どうやら九尾は、なかなか曲者っぽいけれど、ま、ちずると耕太ならなんとかなるでしょう。お互いがお互いを大切にしているのもさることながら、相手を止める方法も持ってるし。あまえんぼさんひとつで止まる耕太って……と思わなくもないけど。

美乃里の思惑は単純なのか、それとも他にも何かあるのか分かりませんが、これからもちょっかいだしてくるみたいですね。御方さまやおババなる人も出てくるようなので、次はストーリィが大きく動いてくるかもしれません。

ちなみに「上等」ネタでワラタ。

かのこん〈5〉アイをとりもどせ! - 西野 かつみ

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かのこん6 ~ナギサのぱいぱいぷー~

かのこん 6 (6) - 西野 かつみ

寮には、お風呂がないので、毎晩合宿用宿舎のお風呂をこっそり借りていた耕太たちだが、あまりの暑さにちずるは、プールに入りたいと言い出した。ぬるぬるぽんに負けて、プールに投げ出されてしまったが、耕太は泳げないのだ。
そのことを知ったちずるは、海に行こうと言い出した。なぜか望やたゆらなどいつもの面子に、あかねまで一緒に行くメンバーになっていて……

擬音とソレ系の比喩の使い方がピカイチなかのこん。今回はひと夏のアバンチュールな物語ですが、これはやばい。やばすぎる。一線を越えてないのに、何でこんなにエロエロなんだろう。そこいら中で、妙なものが立ってます。
ちずるの積極性と、耕太の腰を引きつつ手を伸ばすやり取りがたまりません。ちなみに今回のフェチは肋骨でした。

泳げない耕太やあかねのために海で練習といいつつ、ちょっと違う方向に行くところがなんですが、そこいら中に笑える小ネタがあって、水上ダッシュとか、熱血たゆら、冷たい態度のあかねなど、楽しいことこの上ない。

意外にもあかねがいい味出してましたね。あ~んのために並ぶところとか、笑わせてくれますが、疑問があってもそこに個人の秘密が隠されているのであれば、けっして問い詰めようとせず、相手から話してくれることを待つ態度に好感です。人間と妖怪の間を、いい感じに取り持ってくれそう。

楽しく過ごしながらも、いろいろ画策するあたり、ちずるの恋する乙女心が出てますね。妖怪であることに引け目を感じて、不安がつい増幅されてしまうなんて、きゅんきゅんしちゃう。みなに見せつけようとしたり、耕太に完全に振り向いてもらおうと、必死な姿が微笑ましいですが、それに応える耕太の愛の言葉がいいですね。ラブラブなふたりに、ごちそうさま。

九尾や御方などが、<龍>について何か企んでいるようですが、まあ、お気に入りの娘や娘婿についてだから、それほどひどいことはしないでしょう、と思いたい。今回の件で、ちずると耕太の絆がまたひとつ強くなったみたいだし、今後どんな方面にパワーアップしていくのか楽しみですね。

かのこん 6 (6) - 西野 かつみ

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かのこん 7 ~さよなら、オオカミ~

かのこん 7 (7) - 西野 かつみ

ちずると結婚する ― 夢を見た耕太は、目が覚めたとき、側にいた望に尋ねられた。いつもとは違う様子で。
「耕太にとって、わたしはなに?」
今までのようなアイジンな立場に甘んじず、さらに積極的に動き始めた望は、どこか思いつめた様子もあった。そして北海道への修学旅行とき……

相変わらず、エロ度は高くて、直接的な描写は避けている(ところも多い)のに、なんと刺激の強いことか。デンプシーおっぱーとかのギャグ的なものならまだしも、おくちのこいびとにはドキドキです。そのほか、カニを食べるだけで、あそこまで興奮させてくれるのは、後にも先にもこの作品しかないと断言できそう。

で、話としては、望が積極的に動いたことで、アイジンVS恋人みたいな感じ……になりそうでなりませんが、いつもと違って、耕太が振り回されてますね。ただ、何ていうか、耕太の情けなさっぷりと、優柔不断ぽさがどうにも楽しくないのと、望のイメージがぜんぜん違うので、しっくりこないところが多かったです。

特に耕太。何かあると、あまえんぼさんで心安らいだりするさまには、もはやダメ人間にしか見えなくなってきてしまいました。いいのか、それで!と何度言いたくなったことか。

3、4巻あたりのときもそうだったんですが、個人的にこのシリーズでは、耕太がダメ人間になると、つまらなくなるんですよねぇ。今回はダメでした。「葛の葉」方面の話もつまらなくはないんだけど、普通に学園ものでやってくれればいいのにと思ったりもする。小ネタとか楽しいだけにもったい。

いろいろ伏線らしきものが張られてるので、次の巻以降も「葛の葉」方面の話や、ちずるの隠されたものの話などがメインになると思いますが、いまの耕太だと微妙な感じなので、次の巻は保留ってことで。

かのこん 7 (7) - 西野 かつみ

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