「あら、茸味、セーラちゃんひと筋も良いけど、ほかの女の子の良いところもちゃんと見てあげなくちゃだめよ?」
「お母さんは誰の味方なのさ」
「そうねぇ、女の子の味方、かしら」
いたって普通の男の子、茸味と才色兼備な女子高生ロボットのセーラの恋を描いていくシリーズの第五弾。今回は、黄金週間に遊びすぎて、資金繰りに苦しむ男女の間を、サァラがかき回してる間に、若草四姉妹の思惑によって、ベスと絢乃が「月光の森」へと足を運んで……というお話です。
ああ、もうニヤニヤが止まりません。お勉強するために、茸味の部屋でふたりっきりになってのドキドキや、ポッキーをアレしちゃったりとか、バカップルっぷりを発揮してくれて、もう!
茸味よりもセーラのほうが妄想激しかったりするところが可愛いですね。ふたりの未来を考えて、ちょっと暴走して結婚とかまでいっちゃうセーラに、にんまりです。
茸味に好意を寄せているのは、セーラだけではないんですが、サァラや千美絵などに囲まれて困っているときに、さりげなく手助けしてくれる茸味母の徳子さんが素敵です。茸味のため、というわけではなく、女の子たちのために、気まずいときにはフォローしてあげるところが、いいですね。
学園ラブコメ方面は、ちょっとした騒動がありつつも、甘くてきゅんとさせられますが、一方で超鋼女方面の話もいろいろ出てきてました。特に若草の四姉妹が何のために動いているのかが見え初めて、これからセーラたちに降りかかってくるであろう出来事に、不安を覚えます。
でもなあ、あっちはあっちでジョオがいたりするからなあ。
ジョオ+絢乃という珍しいコンビが、意外な連携を見せてくれただけに、今後敵対関係となってどうなるのか、大いに気になるところ。
今回個人的に印象に残ってるのは、未来を、過去を、不安に思うラヴィニアに対して、セーラが投げかけた言葉ですね。
「奇跡は起きるの。それも当たり前に」
今、茸味と恋をしているセーラだからこそ、いえる言葉ですよね。照れるラヴィニアのツンっぷりがたまりません。
まあ、セーラとして、不安がないわけではなく、不安だからこそ茸味に対して隠していることがあるわけですが、それを憂いてベッキーやら、黒髪セーラやらが動き出してくるところには、どうなるかと思ったんですけど、なるほど、みんなセーラが大好きなんだなということが伝わってくるやり取りに、温かいものを感じました。
ちょっと強引だったけれど、それでもひとつの決意をした茸味。オトコノコなら、好きな人のために頑張れ!
超鋼女セーラ 彼女と僕と五つの約束
寺田とものり
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- ジョオさんはね 浄水(きよみ)っていうんだほんとはね だけどボクっ子だからジョオさんってよぶんだよ






