大事な女と一緒にいたい。
家族を危険から守りたい。
ただ、それだけのことが叶わない、この現実と……俺はどうやって向き合っていったらいいんだろう?
異次元よりやって来た王女ヒカルと、高校を中退して目標を失った男の子・光が繰り広げるボーイミーツガールの第二弾。今回は、ゆっくりと進展しつつあった二人の前に、上つ國の真実と現実が突きつけられるお話です。
やっぱり、いいなあ、この雰囲気。もうね、読んでてニヤついちゃうことこの上ないです。二人でいるときのヒカルのまっすぐな好意と、光の大切にしたいって思い。どう見たって両思いなのに、一歩踏み込んでないおかげで、ああ、もどかしい。早く言っちゃえよ、光!と何度思ったことか。
出会い始めが始めなだけに、ヒカルに対してなかなか言い出せない光の姿に、うふふと思ってしまいますね。タイミングが、なんて言い訳する姿見てると、なんだかんだいって、ロマンチストだなあと思ってしまいました。
で、そんな和やかな雰囲気が壊れ始めたのは、例のテロリスト・シュバイツメッカーが、上つ國の謎を突きつけてきたからですが……、まあ、次元すべりなるものでやってきた以上、いつかは、と分かっていても、それが現実味を帯びてくると、愕然となるでしょうねぇ。
かつて失意に倒れたシュバイツメッカーの心境を理解してしまったがために、一概に彼を責められない光の迷いはよくわかります。
だからといって、人を傷つけて良いわけはなく。それでも、何とかならないかと足掻くところは、切ないものがありました。光だけでなく、ヒカルもまた同じ思いを抱えて、ついに次元すべりの兆候を知ったときのあの涙は、忘れられないものがあります。
好きな人の涙を見て、自分の思いを確認して、それでも上つ國の真実を知ってしまうと、迷わざるを得なくて。
それでも迷いを心に持っていた光でしたが、そんな彼に、ヤワラやゴン子が、光よりもはるかに多くの出会いと別れを経験している者たちが告げた言葉が、とても心に残りました。
そうだよね。別れが来るからといっても、出会わなければ良かったなんてことはないですよね。
いやあ、面白かった。
中盤、ちょっとこう、微妙なところがあったんですけど(テンションの上げ下げが激しいんだもん)、好きな人への思いに迷いながら、それでも自分を見失わず、前を向いた少年の心と、好きな人への好意を胸いっぱいに抱えて突き進む少女の姿が、とてもよかったです。
最後まで優しさとあたたかい気持ちにさせてくれる素敵なお話に、ありがとうと言いたくなりました。
日本上空いらっしゃいませ2
佐々原 史緒
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- ジャラル 2008-04-06 (日) 12:28
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東京上空に魔法王国が引っ越してきて・・・のホンワカ魔法ストーリー、これにて完結です。今回はオマヌケな悪役?アーノルド君にも恋人ができて・・・でもアーノルドが心の奥にあんな狂気を隠していたとは知りませんでしたね。
これで終わりなのは残念ですが、ライトノベルのアニメ化ラッシュの昨今でも、この作品は100%無理ですね。特に今回の終盤のゴーレム軍団(笑)。 - deltazulu 2008-04-20 (日) 09:54
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アニメ化は絶対無理です。
危険すぎます!(笑)






