Home > ライトノベル > [ひかわ玲子] ゴッデス! 2.美少年のお世話って大変なの!!

[ひかわ玲子] ゴッデス! 2.美少年のお世話って大変なの!!

見慣れた町並みでありながら、荒廃した世界を見て、悲しみに浸っていた二人が、再び神々の世界へと足を踏み入れることができたのは、あちらに残していた宙良が、ヴィダール神の手篭めにされそうになっているのを感じることができたからだ。戻ってくるきっかけとなったことは感謝するものの、このまま宙良を普通の人としておいて置くのはマズ過ぎる。なんとか、彼にも神の力を……と妙案を授けてもらうために、世界樹とそこにいる女神の元へ向かったが……。

異世界で「神」となってしまったアキラと桜羅子の女子高生たちの冒険物語の第二弾。今回は、いまだ神としての力を持たぬアキラの幼馴染・宙良を鍛えようとするお話です。

うーん。前作の引きがものすごく強烈だったので、どうなるのかとワクワクしてたら、わりとあっさりと戻ってきたので、ちょっと拍子抜ける。いや、謎は謎として依然残っているし、現実としてはかなり重いものもあるんだけど……、なんかね。

というわけで、神々の世界に戻ったわけですが、いまいち盛り上がりに欠けるように思ったのは、前作で面白いと感じた、神々の戦いにおける駆け引きみたいなものが、あまり無かったからかなあ。

ヴィーダル神やイグドラシルが隠している「何か」に、桜羅子が気づいていくところとか、ああいう場面は良かったんだけど、話がトントンと進みすぎるせいか、ちと物足りなかった。宙良がヘタれ過ぎてて、どうにも、こう、惹かれなかったのも原因かもしれないけど。いや、わからなくもないんだけどさー、もうちょっと頑張ろうよと言いたくなる。

とはいえ、宙良の現状や、この世界における神々の位置づけ、さらには、現世とこちらの世界のラグナロックなど、見えてきたものと、さらに深まる謎は、興味深いものがありましたね。そういう意味では、今回のお話は、次作への布石といった感じの要素が大きかったのかも。

よりによって、という状態でさらわれてしまったヒロイ……じゃないや宙良をめぐって、今後動くことになるんだと思いますが、敵があれほどのモノになると、いったいどうするんだろう。話し合いというレベルで終わりそうに無い気がするだけに、次は多数の神々を巻き込む大きなバトルの予感がひしひし。

ゴッデス!2 美少年のお世話って大変なの!! - ひかわ 玲子

ゴッデス!2 美少年のお世話って大変なの!!
ひかわ 玲子

ホビージャパン(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[ひかわ玲子] [ゴッデス!感想一覧] [HJ文庫][ライトノベル]

Home > ライトノベル > [ひかわ玲子] ゴッデス! 2.美少年のお世話って大変なの!!

Trackback:1

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2286
Listed below are links to weblogs that reference
[ひかわ玲子] ゴッデス! 2.美少年のお世話って大変なの!! from booklines.net
ゴッデス!(2) from Alles ist im Wandel 2008-03-04 (火) 00:42
ゴッデス!2 美少年のお世話って大変なの!! (HJ文庫 ひ 2-1-2)ひかわ 玲子 近衛 乙嗣 ホビージャパン 2008-03-01売り上げランキン...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [ひかわ玲子] ゴッデス! 2.美少年のお世話って大変なの!!

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top