見慣れた町並みでありながら、荒廃した世界を見て、悲しみに浸っていた二人が、再び神々の世界へと足を踏み入れることができたのは、あちらに残していた宙良が、ヴィダール神の手篭めにされそうになっているのを感じることができたからだ。戻ってくるきっかけとなったことは感謝するものの、このまま宙良を普通の人としておいて置くのはマズ過ぎる。なんとか、彼にも神の力を……と妙案を授けてもらうために、世界樹とそこにいる女神の元へ向かったが……。
異世界で「神」となってしまったアキラと桜羅子の女子高生たちの冒険物語の第二弾。今回は、いまだ神としての力を持たぬアキラの幼馴染・宙良を鍛えようとするお話です。
うーん。前作の引きがものすごく強烈だったので、どうなるのかとワクワクしてたら、わりとあっさりと戻ってきたので、ちょっと拍子抜ける。いや、謎は謎として依然残っているし、現実としてはかなり重いものもあるんだけど……、なんかね。
というわけで、神々の世界に戻ったわけですが、いまいち盛り上がりに欠けるように思ったのは、前作で面白いと感じた、神々の戦いにおける駆け引きみたいなものが、あまり無かったからかなあ。
ヴィーダル神やイグドラシルが隠している「何か」に、桜羅子が気づいていくところとか、ああいう場面は良かったんだけど、話がトントンと進みすぎるせいか、ちと物足りなかった。宙良がヘタれ過ぎてて、どうにも、こう、惹かれなかったのも原因かもしれないけど。いや、わからなくもないんだけどさー、もうちょっと頑張ろうよと言いたくなる。
とはいえ、宙良の現状や、この世界における神々の位置づけ、さらには、現世とこちらの世界のラグナロックなど、見えてきたものと、さらに深まる謎は、興味深いものがありましたね。そういう意味では、今回のお話は、次作への布石といった感じの要素が大きかったのかも。
よりによって、という状態でさらわれてしまったヒロイ……じゃないや宙良をめぐって、今後動くことになるんだと思いますが、敵があれほどのモノになると、いったいどうするんだろう。話し合いというレベルで終わりそうに無い気がするだけに、次は多数の神々を巻き込む大きなバトルの予感がひしひし。
ゴッデス!2 美少年のお世話って大変なの!!
ひかわ 玲子
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