「ティセです」
転入してくるなんて聞いてない広大と恵子は、教室で自己紹介するティセの姿を見て驚いた。美少女の登場に、クラスメイトたちが質問攻めをする最中、ティセの正体がばれないよう、必死にフォローする広大たちだが、あるとき、ティセの日用品を揃えるための買い物に、なぜかクラスメイトたちが参加してきて……
「アイキャッチ」って何かと思ったら、学園ドタバタ短編&ラヴィーの物語だそうです。これで「○○は○○に○○」というサブタイトルがつく本編、「ちゃぷちゃぷ?」みたいな日常長編とあわせて、三系統のお話が同時進行していくみたいですね。
というわけで、ティセが転入してくるという一巻の直後の「転校してきました。そういう設定です」(前編・後編)、トランクルナイトに襲われたときの心構えをするという二巻と三巻の間の「特訓しましょう。頑張ってください」(前編・後編)、自称bioクラフトの姫、ラヴィーが登場する三巻の直後の「わ、私は姫だ!本当だぞ!!」(前編・後編)からなる短編集です。
「学園ドタバタ」らしく、今までよりも学園生活が多く描かれているんですが、ティセの正体がバレないようにと、広大や恵子が、あたふたフォローしながら、なんとか学園生活をこなしていく姿が楽しい。
でも、それ以上に目に付いたのは、ティセの可愛さでだなあ。ぱたぱたと両手を振ることで、こうも感情が伝わってくるとは思わなかったです。しかも、イラストが素晴らしいんですよ。自己紹介のときのポーズと、物珍しい少女を見かけたときのワクワク感が伝わってくるイラストにやられました。
時折クスっと笑わされたり、ちょっぴりしんみりさせられたりと、お話としては楽しめるものの、本編の隙間を補完するものばかりで、特別何があるわけでもないなあと思ってたら、最後の話がちょっと面白い展開になってきましたよ。
なんだ、bioクラフトの姫って!?
今後はこのラヴィーをからかう……じゃないや、正体を知るためのお話になるのかしら。小生意気だけど、どこか抜けてて憎めない少女なので、ティセたちと絡むと面白くなりそうですね。今後が楽しみです。
グロリアスドーン アイキャッチ1 今日のティセ子さん
庄司卓
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