泳げないというティセが、プールで騒ぎを起こしてしまった。同じことを繰り返してはまずいと、練習することを考えた広大たちは、藍留の親戚がやっているという民宿を頼って、海へ行くことに。
同じころ、静香とティルは同じリゾート施設の超高級ホテルに泊まり、桜子とティオも、bioクラフトの行方を求めて、海へと向かっていて……
偶然にもティセ、ティル、ティオの姉妹と、各パートナーたちが同じリゾート地に会して、というお話ですが、本編というよりは、番外編的な日常の物語ですね。
一堂に会しながら、すれ違ってなかなか会えないところには、もどかしく思いながらニヤニヤさせられましたが、ティセのいつも以上に魅力的なパタパタや、静香と一緒に遊ぶティルの天真爛漫さ、好奇心旺盛なくせに素直になれないティオなど、三者三様のかわいさがたまらなかったですね。
中でも良かったのは、ティオかな。パートナーである桜子との距離が縮まったおかげで、何かと見透かされるようになって、でも必死に隠そうとする姿が、たまらなく愛らしい。容姿の事もあって、大人びて見えますが、こういうときは、年相応ですね。桜子もいい具合に柔らかくなってきたし、このふたりはいい組み合わせだなあ。
そういえば、初めてティルのパートナーが、一同と顔をあわせたわけですが、広大に興味を持つとは意外でしたね。さすが箱入り娘。まあ、ティオや桜子の女らしさにも憧れてるみたいなので、大きな事にはならないと思うけど。年上の人に憧れる姿とか初々しくて、なかなか良かったです。
この地に伝わる伝承とかに、bioクラフトを連想させるものがあって、というところからのお話には、異種族との間にある壁について、考えさせられるものがありました。どうにもならないものだとは思いますが、それでもきっと広大たちなら、乗り越える道を探してくれるんじゃないかと思いたいですね。
最後に「不滅なる正午」が動いてくるような様子を見せてきたので、次はまったりした日常編ではなく、いろいろと動くのかな。どんな展開が待ち受けているのか楽しみです。
グロリアスドーン 4
庄司 卓
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