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[神野オキナ] うらにわのかみさま 2 夜空の海と炭酸と

古来より、現世と神世を往来する、神様専用の乗り物「アマノウキフネ」が船幽霊たちの手によって盗まれたという。蛇神さまから知らせを受けた虎神さまは、蛇神さまと巫女の狭霧たちと共に、船幽霊たちから船を取り戻す策を練り始めた。
そこに、猫姉ェこと猫神さまも絡んできて……

蛇と虎のかみさまと、その巫女が力を合わせて、船幽霊たちから船を取り戻すお話。と書いたものの、実際には船を取り戻すシーンは最後のほうだけで、メインは蛇神さまとその巫女の狭霧との交流や、気になる人になりつつある霧人との交流ですね。
時の流れがゆったりまったりで、気持ちいい。

今回は、わりと霧人側にスポットがあたっている感じです。クラスメイトと話せるようになったりと、成長する姿が見えるのは、やっぱり猫姉ェのおかげなのかしら。それと自分が作り上げたものに対する責任も、成長させる要因かもしれないですね。
いろいろと抱えるものがあるかもしれないけれど、このままの方向へいってほしいなあ。

猫姉ェは、虎神のことは知っていても、まだユウには気づいていないみたい。霧人とくっつけようとするところに、ほんとの姉らしい愛情を感じます。
何気に霧人もユウ意識し始めたし、ユウも狭霧のおかげで素直になりつつあるみたいですね。純情すぎる反応の初々しさがとてもいいです。最後が最高に甘酸っぱくて、どうしようかと思いました。素敵だなあ。

ただ、敵と知ったときに猫姉ェはどういう動きをするのか油断はできそうにありませんね。下手すると、霧人も感情を持っていかれるかもしれないので、ちょっと不安。

とはいえ、目的が同じであれば今回のように共に戦うこともあるってことは、それほど殺伐とした関係じゃないと思っていいのかな。この雰囲気のまま、何とか仲良くなってほしいものです。

うらにわのかみさま 2 - 神野 オキナ

うらにわのかみさま 2
神野 オキナ

ホビージャパン(文庫)
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