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[葛西伸哉] ブレスレス・ハンター2

仇を討つため、使命のため、それぞれが理由をもって戦っている STAB のメンバーだが、優殻は自分が何のために戦っているのか、未だにわからなかった。
そんなある日、勇生が優殻の元へとやってきた。どうやらブレスレスへの復讐心と同時に STAB への疑いも持っているらしい。危険だから止めろという言葉も聞かずに、勇生は調査を続けるが……。

ブレスレスとの戦いよりも、STAB にいるブレスレス・ハンターたちの状態に、焦点が当たっているかな。勇生と岬の主張は、どちらも自分は特別な存在だと考えるところに寄っていると思うんですが、いがみ合うとは思いませんでした。
ふたりの話だけではなく、STAB の裏にあるものは、たとえメンバーのことを考えていたとしてもドロドロとしたものを感じますね。優殻の迷いは、実は一番まともだと思うんですが、周囲に流されてしまうので、苦しむ事になってるって感じです。

前作ではベネトナーシュの意識が、少しだけ優殻に向けられていたと思うんですが、今回は何もなくて拍子抜け。ただ、謎の多かったベネトナーシュの秘密が、ちょこっとだけ明かされますね。特別扱いを受ける理由まではわかりませんが、妖艶な怪しさです。うわーうわー。

今回はベネトナーシュに劣らず、岬の積極的な姿がエロいです。愛情とかそう言うものではなく、発射する度に快感を与えるというガンファントムが作り上げたものに囚われはじめていますね。妖しいぐらいエロい描写があるんですが、むしろ恐怖を感じます。
内部でいろいろあるうちに、黒幕っぽい人も出てきて、しかも有効な揺さぶりを仕掛けてきてるぐらいですから、ブレスレスをハントすることも、ハントする人も危うい感じがしてきました。死亡フラグっぽいのをビシビシ感じるんですが、気のせいかなあ。

まだまだ隠されたものがあるだけに、想像すると怖いものがあります。

ブレスレスハンター 2 - 葛西 伸哉

ブレスレスハンター 2
葛西 伸哉

ホビージャパン(文庫)
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