春休みが終わり、今日から高校生活が始まる。新たな日々に胸をドキドキさせながら迎えた入学式で、茸味の運命は劇的に変わった。壇上で挨拶をしている生徒会長の来栖セーラは、先日、不良に絡まれていた茸味を助けてくれた人じゃないか!
忘れられない人と同じ学校に通える嬉しさをかみ締めていたら、彼女が茸味に恋の告白をしてきて……
ああ、これは面白い。近接格闘戦用ロボット「超鋼女」である生徒会長セーラと茸味のラブコメ物語なんですが、手が触れただけで真っ赤になっちゃうとか、恥ずかしさをこらえながらお弁当をあーん、とかやってるのを読んでいると、顔がにやけるのを止められません。もう甘くて甘くて。
雰囲気としては「護くん」に似ていますが、個人的にはこっちのほうが好みかもしれない。
ちょっとしたことに拗ねたり(いや、お弁当はアレだけど)、自分の体でエッチできるのか父親に聞いたりするセーラが可愛くてしょうがないですが、自分がロボットであるという引け目や恋する乙女らしい不安を抱えている様子が伝わってきますね。このあたりの心情が良かったです。
後半はロボット格闘大会であるスティールアーツが中心になりますが、実際のところは恋するものたちの戦いでしたね。誤解されていた千美絵が、強力なライバルになってるところが素晴らしい。どちらも自分の恋に一生懸命で、一生懸命すぎて間違った方向に行くことがあっても、周りの助けで少しずつ成長していく展開は、まさに青春でした。素敵過ぎます。
今後、この超鋼女三人+マスター三人がどういう絡み合いを見せていくのか、ものすごい楽しみなんですが、恋愛要素も忘れないで欲しいですね。
ちなみに一番好きなキャラは絢子さんです。過ちはきっちりと指摘してわからせる、かつ前を向かせる言葉を投げかける説得力溢れる言葉は、まさにシスターですね。貧乏だけど。
今後の活躍を期待したいです。
超鋼女セーラ (HJ文庫)
寺田 とものり
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- ジャラル 2006-11-08 (水) 14:39
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ある日突然年上の美人が・・・という展開は確かに「護くん」ですね。まあ第一巻は綺麗に纏まっていますが・・・少し気になったのが「番長能力」に関する記述。これは実はホビージャパンから発行されていた『RPGマガジン』(現ゲームジャパン)の読者参加企画で、後にTRPGとして発売された『番長学園!!』の設定です。作者の方は、このゲームのデザイナーだった方で、小説はどうやらゲームの後の世界を描いているようです。こういう特殊な設定について、初見の読者に何も記述せずにおくというのは、作者は不親切ではないのか?と思います。まあ次巻以降で説明予定なのかも知れませんが。
- deltazulu 2006-11-08 (水) 20:01
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番長については気になっていたんですが、そういうことだったんですか。たしかに説明不足ですね。まあ、今回はそのあたりがさほど重要ではないと判断されたのかもしれません。
次作以降いろいろ動きがあるようなので、そちらで説明があると嬉しいですね。











