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[時雨沢恵一] メグとセロン 1 三三〇五年の夏休み 上

絵画の授業でメグミカを見てから、彼女のことが気になってしょうがないセロンだが、声を掛ける事が出来ないまま、夏休みに入ってしまった。自分の勇気のなさに落ち込みそうになったが、実家にいるよりはと、親友のラリーと共に、演劇部の夏合宿の手伝いをすることにしたが、なんとそこに、同じく演劇部を手伝いにきたコーラス部の一員として、彼女が、メグミカがいたのだ……!

学校行事のお手伝いにきたら、気になっていた女の子、メグミカと出会えて……というセロン少年の夏休みのお話です。

いやあ、楽しいなあ。顔よし頭よし性格よしのマジメな男の子が、好きな子に声を掛けようと思いながら、あと一歩踏み出せないところや、彼女とお話が出来るチャンスにめぐり合えても、なかなか話しかけられないところに、思わずニヤリとさせられますね。

こんな姿を見たら、そりゃ親友のラリーとしては一肌脱ぎたくなるよなあ。時に露骨なこともあるんだけど、親友の恋を応援するラリーがとても良かった。ラリーの幼なじみのナタリアも、ラリーをからかいつつ、セロンに協力してくれて。
休憩や食事のときなど、自然と集まるようになった四人の雰囲気を見てると、青春って、いーねーと思いますね。

そんなワクワクする夏休みの中、新聞部の女の子が撮った写真に「こっちを見る男」が写ってて……ってところから、演劇部とお手伝いな人たちぐらいしかいない学内に不穏な人の存在を感じるようになっていくんですが、一体何が起きているのかってことに四人が巻き込まれ始めたところで、上巻終了。あー、もう、いいところなのに!

下巻が発売される5月が待ち遠しくて仕方ない。

そういえば、冒頭に「リリアとトレイズ」の後日談というか、ダンスパーティの模様がチラッと載ってました。二人のやり取りにニヤニヤしまくり。

メグとセロン 1 (1)  - 時雨沢 恵一

メグとセロン 1 (1)
時雨沢 恵一

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