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[柴村仁] ぜふぁがるど

左手に巻かれた包帯を剥がすと、鈍く光る金色の円盤が現れた。「機装」と声を響かせると、メタリックブルーの光に包まれ、宙の全身は、よくわからない硬そうな装甲に包まれた。つい先日までただの高校生だった菅沼宙は、突如現れたトカゲ姿のネ・プルギス・ヤーなる変な生命体によって、「牙臣ゼファガルド」というのに変身できるようになってしまったのだ。そりゃ、幼馴染のメイを狙う輩がいるというのであれば、戦うのはやぶさかではないけど、変身とか勘弁してよ……

「牙臣ゼファガルド」へと変身する力を与えられた普通の高校生・宙が、幼なじみのメイを守るために、未知の怪物と戦うお話です。

幼なじみは守ってあげたいけど、目立つのに抵抗があるから、変身するのに躊躇するとは、思わず笑っちゃうけど、気持ちはわかるなあ。前口上を述べるとか、変身ものにありがちなお約束は、恥ずかしいですもんねぇ。
嫌だ嫌だと言いつつ、時々ヤケになりながら、技を決めたりして、でも助けた相手に、「お聞かせするような名前ではありません」とか言っちゃうんだから、噴出しちゃいました。いいですねぇ、この和やかな雰囲気。

また、宙に力を与えたトカゲの形態をしているネプとのやり取りが楽しいんだ。牙臣としての助言を与えたかと思いきや、「お約束」への熱意も見せてくれて、反発する宙とダラダラと話しているだけなのに、ニヤけてしまうものがある、ゆるゆるさが素敵でした。

変身ヒーローであることは隠しているので、敵と戦うよりも、普段の生活の方が大変な気がしますが、あれだけ、ドタバタしてるのに、メイが気づかないってことのほうが面白いかもしれない。いや、ひょっとしたら何か気づいてるかもしれないけど、宙を信じてるのかな。それともホントに天然なのかよくわからないけど、怒ったときでも、お弁当攻撃してくる女の子なので、天然かもしれない。

まだまだ、お話としては、始まったばかりという気がしますが、敵対(?)する女の子は結構強そうだけど、牙臣に複雑な気持ちを抱いてるみたいなので、興味津々です。個人的には、この女の子も含めて、牙臣、メイ、宙の四人……というか三人というか、そのあたりで、恋愛モノに発展してくれると嬉しいんだけど、さてさて。

ぜふぁがるど - 柴村 仁

ぜふぁがるど
柴村 仁

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