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[竹宮ゆゆこ] とらドラ6!

文化祭が終わって数週間。イベントの興奮もとっくに去って、日常が戻ってきた最中、北村の燃え尽き症候群は、日に日に悪化していた。何とか元気づけたいと思うクラスメイトは、間近に迫った生徒会長選挙で、北村を応援しようとしたが、北村は突如叫びだした。 「俺はやめる。生徒会も、やめる。生徒会長選挙になんか、でない」と……

盛り上がった文化祭のおかげで、大河と竜児、北村に関して、いろいろな噂が流れてるところに、思わずにやりとしてしまった。本当のことでもないのに、嬉しく思う大河の気持ちはわかるなあ。竜児には同情しちゃうけど。
その文化祭の楽しさを、写真パネル前の騒動が改めて感じさせてくれましたね。好きな人の写真を買っちゃうドキドキとか、すっごい楽しいけど、何といってもみのりんが良かった。オラオラな登場には、盛大に吹いたけど、俺のターンと称して、記念に写真買うところは、素敵に青春でした。みのりんの恥ずかしそうなイラストが素晴らしすぎる!

とまあ、前作の文化祭の残り香が漂う始まりから、生徒会長選挙戦間近になって、北村がグレるというお話になっていくんですが、何があったのかはっきりしないので、なんとももどかしい。いや、スピンオフ(→感想)を読んだ身としては、察するものがあるんですが、どうして何も言わないのかヤキモキ。

そんな北村の力になりたくてと、竜児や大河などが、いろいろ手を講じるところは、ほんと良かったですね。一見ヒールだけど、亜美がかなーりいい味出してくれて、ああ、彼女は彼女でいろいろなものを見てきたんだろうなと思ったりしました。やばい。だんだん、亜美評価がアップしてきた(何がやばいんだ?)。

そういえば、今回は大河が、竜児とみのりんを二人っきりにしようとしてたシーンが、結構見れたなあ。好きな人と一緒にいられるドキドキさも良かったですが、暗くなりそうなみのりんに、まっすぐ向かった竜児が格好よかったです。これはなんかいい感じの雰囲気を感じるんですが、さてさて、どうなるのかしら。

一方の大河は、北村と会うと固まっちゃうような状態は(強制的に)なくなりましたが、それでも自分勝手な嬉しさをかみ締めていたときに、北村の胸の内を知って悔やむところとか、いつもと違った雰囲気が見れましたね。こういう北村の気持ちを目の当たりにしていたからこそ、最後の襲撃があったんだろうなあ。彼女の凶暴さに、理不尽さよりも熱さを覚えたの始めてかも。

今回迷いに迷っていた北村の姿には、ちょっと優柔不断すぎるものを感じていたんですが、そんな彼の迷いを吹っ切らせるすみれの言葉が、胸に来ました。そうか、彼も不安だったんだなあ。
吹っ切るための言葉は、華麗にかわされてましたが、ここで怒りを見せてくれる人が側にいるところに、北村の人柄を表してくれてますよね。彼女の思いの深さに、そして、立ち向かった相手もまた、完璧に見えても、やっぱり年相応の人だったことが見えてくるところに、グッとなりました。

いやあ、面白かった。笑いあり、涙ありと、ほんと素晴らしい青春物語になってきましたね。超オススメです!
しかも、最後に来て、ここ最近いろいろと別の顔を見せてくれてたみのりんが、またひとつ不安を思わせるものを見せてくれたりして、もうドキドキ。こうなると次はみのりん話かしら。それに亜美も絡んでくるのかな?あー、気になる!
今から続きがとても楽しみです。

とらドラ! 6 (6) (電撃文庫 た 20-9) - 竹宮 ゆゆこ

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