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[うえお久光] 悪魔のミカタ 666 (2) スコルピオン・テイル

洋平のことがあったから、小鳥遊が訪れたことをコウは不思議に思わなかった。いつものように一緒に飲む。それだけだったはずなのに。小鳥遊の仕草に思わず体が反応してしまう。これはきっと、敵からの攻撃の影響だと思い込んでいるコウは、反応する体を必死に抑えていた。ちょうどそこへ綾とイハナが現れて助かったと思っていたが、和やかながら妙に冷たい視線が飛び交い……

日奈を復活させるための「イヴ」の資格を持つ小鳥遊恕宇と真嶋綾と舞原イハナが、発情を必死に抑えているコウを誘惑するお話ですが、ああ、もう笑いが止まりません。戸惑いながら反応してしまう描写エロく、必死に抑える姿が男の涙を誘います。今まで発情なんかしたことなかったとしたら、これはつらいよなあ。とか何とか思ったかどうかは内緒。

事情を知らないコウを三人が順番に誘惑していくんですが、三人が三人とも可愛くて可愛くて。こんなときでも駆け引きを持ち込んでフェアでいこうとするイハナもいいですが、弱さというか、迷いからはっきりとした態度を示せない小鳥遊が意外でしたね。コウではない方面に必死さを出すあたり、この人の性癖が出てましたが、最後の最後でようやく踏ん切りをつけて、逃げずに相手と立ち向かった姿はよかったなあ。受ける綾の真摯な態度も素敵でした。
ま、可愛さでいったら間違いなく綾が一番ですけどね。と思っていたのに、テンパったイハナにも心を動かす僕がいる。

別の道を歩き始めた舎弟との話は微妙だなと思ったりしましたが、彼を支援する奈々那が思ったよりも曲者で面白いです。本来の調子でなかったとはいえ、イハナが絡められてしまうんですからねぇ。彼女の持ち出したことが今後どう動くのか気になるところ。

三人の誘惑姿と、第二勢力の動きと、いろいろありましたが、展開としてはそれほど進んでないなあと思ってましたが、まさかまさか、ここにきてこんな話が出てくるとは思いませんでしたよ。思わず立ち上がってしまうほど驚きました。言われてから、始めのほうを読み返してみれば、なるほどそうだったのかと思い当たる節がいくつもあります。デートとかあの辺りも……。そう思うと、切なさがこみ上げてきます。

いやあ、面白かった。最後に来て急展開が見えたおかげで、もうどうなるかまるで予想がつきません。次はきっと例の選挙が絡んできながら、さらに熱い展開が待ち受けているんでしょうね。もう楽しみで楽しみでしょうがない。

悪魔のミカタ666  (2) - うえお 久光

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