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[在原竹広] 時の魔法と烏羽玉の夜

別に家はお金持ちというわけでもないのに、直日人は誘拐されてしまった。よくわからないまま、囚われたビル内にいたら、魔法を使う烏羽玉窈子と名乗った少女に助けられた。なんでも直日人の持つ血が重要なのだという。気がついたら、今度は烏羽玉の家に連れて行かれてしまい、さらには悪の魔法使いを倒すために力を貸してほしいと頼まれて……

「魔術の血」の持ち主である直日人が、とある魔法使いを封じるための手伝いをすることになったら、他の勢力に狙われることになって……というお話です。
努力をしてきたわけでもないのに、特別な「血」を持つということで、初めは何かと突っかかっていた窈子が、直日人ののん気さに呆れながら、でもそれ以上の優しさに気づいて、少しずつ打ち解けていくところがいいですね。

初めに直日人を誘拐していた二人組もどこか憎めないところがあったんですが、なるほど、そういう理由でしたか。やったことはともかくとして、覚悟の決め方は、何ていうか任侠的な感じで、好きだなあ、こういう人たち。

はじめはちょっとチグハグな感じがあって、特に例の人が出てくるときの話とか、なぜ先に言わなかったんだろうとか思うところもありましたが、最後のほうになると、今まで放置されたいたことや無関係だと思っていたことが、一気に繋がっていく感じで、意外に面白かったです。
いや、さすがにご都合だろうと思うこともあるんですが、あのまま終わってたら、気分良くないですからね。

コウさんの感想を読んで興味を持ったんですが、これはいいですね。

派手さは無いけど堅実でしっかりおもしろいストーリーを書ける作家。

というのはわかる気がします。

いつくかの感想サイトを見ていると「桜色BUMP」の方が評価高いみたいですね。これはちょっと手を出してみるかなあ。

時の魔法と烏羽玉の夜 - 在原 竹広

時の魔法と烏羽玉の夜
在原 竹広

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