あらすじはいらないかな。アルカトラズを出所したアイザックと、ミリアが落ち合う場所としたシカゴで、ジャグジー一向、ヒューイの配下の者などが集結して、というお話。獄中編、娑婆編をまとめあげる1934年の完結編です。
う~ん。期待したほど、収束していく気持ち良さみたいなものを感じることができませんでした。まだ終わってない感じが残っているせいか、しっくりこなかくて、ちょっと物足りない。ひょっとしたら、期待が大きすぎるのかもしれないけど。
……それとも、単にヴィーノの活躍が無かったからかもしれないけど(ヴィーノ大好きっ子)。
とはいえ、読んでる間はそんな思いなんて無く、ページ数がかなりあるにもかかわらず、一気読みでした。みなが集まりつつ、いいように転がっているようで、実はそれすら仕掛けなんじゃないかと思わせるところに、引き込まれますね。
一番、面白かったのは、『ドルチェ』でのやり取りかなあ。クリストファーとグラハムの、殺し合い……というよりは対決って感じのやり取りは、狂気なようで、楽しそうな雰囲気が伝わってくるので、読んでてこっちまで楽しくなってきましたね。やってること危険極まりないのに、不思議。
グラハムの「~をしよう」が段々と好きになってきたこともあって、このふたつの勢力が、とある理由から、共闘する様は嬉しく思いました。
ラッドやグラハムといった変な方向にキレてる人が、段々と好ましく思えるようになってきたのは、狂気を感じさせながらも、信念みたいなものがあるからかな。周囲にいる人からしたら、迷惑この上ないけど。
フィーロたちと手を組んだりするのかと思うとワクワクしますが、ヴィーノのことを思うと、どうなるかドキドキです。
いろいろあったけど、今回一番印象に残っているのは、アイザックとミリアの話ですね。ミリアの願いが起こした奇跡に、愛しい人の手を掴めたミリアの思いに、思わず涙が浮かんでしまいました。しんみりしすぎず、いつもどおりの二人の様子に、ほんと良かったと思いました。
とりあえず、これで 1934 は完結ですが、まだ大きなお話の一区切りに過ぎない感じですね。今回活躍しなかったヴィーノや、シャーネの妹の動向など、1930年代の話として、今後どうなるのか、楽しみですね。
バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains
成田 良悟
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- ジャラル 2007-04-11 (水) 10:54
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何時もこの作品を仕入れない近所の本屋が入荷していました。やはり夏にアニメ化するのが大きいようです。
ストーリーは相変わらず一見さんお断りでドンドン進む(笑)。しかし作者も『電撃HP』の対談で書いていましたが、顔に刺青している不良グループのボス(ジャグジー)が一番常識人というのは(笑)。
さてアニメでは今回活躍のラッド兄さん初登場の「列車編」がメインで、今回出番の無い、あの「車掌さん」の声は森田成一さん(黒崎一護(BLEACH)ティーダ(ファイナルファンタジーX))だそうな。ラッドは誰がやるか楽しみ。







