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[伏見つかさ] 十三番目のアリス 2

あの誕生日の夜から、アリスと三月は、ちょっとぎこちない感じになってしまっている。何とかしたいとアリスが思っていた矢先に、大人びた雰囲気の美しき転校生・リリスが、三月に急接近してきた。
余裕ぶりながら、何かと気になってしかたないアリスは、あるとき二人が用事で出かけるときに後をつけて……

体に埋め込まれたLTスフィアにより、人とは異なる身体能力と力を手に入れた者たちの争いが描かれる物語の第二弾。今回はアリスの婚約者である三月に対して、アプローチを仕掛けてくる美しき転校生が出てくるお話です。

転校生にデレデレする(ようにみえる)三月の態度に、一喜一憂するアリスというお約束な展開は、個人的に好きなパターンのはずなんですが、どうも心を捕らわれませんでした。あまりにもあからさまだったからかなあ。それとも三月の精神年齢が幼いせい?幼いといえばアリスも同じだけど。
っていうか、転校生の正体に気づかないのが不思議でたまらない。

そんなわけで、なかなかノレなかったんですが、LTスフィアによって強化された十番目のキリングドールが、アリスに関わってきてからは、なかなか面白かったですね。母親とアリスの会話が楽しくて楽しくて。自分に自信を持ち直して、高飛車お嬢様な態度を貫く姿に惚れ惚れしちゃいます。

テンプレート的な展開のため、特別ハラハラドキドキすることはないですし、最後のバトルとかは、何ていうか、ご都合すぎる感じもありますが、ライバル対決から友情が生まれるという展開は良かったですね。
個人的には、三月との恋愛を絡めるよりも、アリスの戦いのみでいったほうが面白くなりそうな気がします。

でも、もうおなかいっぱい。

十三番目のアリス〈2〉 - 伏見 つかさ

十三番目のアリス〈2〉
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