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[白川敏行] シリアスレイジ5 南溟奇譚 下

海洋調査船「はやせ」は、爆発して10分で沈没しつつあった。乗員を助けたために、海に落ちた守屋と五乃坂の行方は知れない。漂流したものが生存できる時間の限界は 48時間。ならば、急がなくてはと、動き始めた大牟田たちだが、敵の動きは早かった。
捜索用の端末がすべてウイルスでやられており、データがすべて飛んでいる。さらには救難要請も断られ……

変異種採集者を目指す物語ですが、今回は前作の続きで、海のサスペンスです。守屋と五乃坂が漂流して、助ける手段が封じられてという始まり。
う~ん。面白いんだけど、ちょっと乗り切れない。場面が次々に変わる展開が、微妙にハマらず、盛り上がり始めたら次に行ってしまう印象でした。なんか、こう気分がリセットされてしまうような感じ。
語られる視点が、二つ三つぐらいだったら良かったんだけど、篤志たち、大牟田たち、敵1、敵2、先輩、さらにいくつかあるという具合に、あまりにも多くのところから語られてたので、ひとつひとつが薄くなってるのかなあ。
話自体は面白いだけに、もったいない。

ただ、後半に入ってからは、広がっていた話が徐々に収束してきたせいか、いいテンポでした。先輩があまりにも万能すぎというか、うまく行き過ぎなきらいはあるんですが、全員が自分のできることを駆使して、救助へ向かう姿は良かったです。人と人との繋がりの温かさを感じられました。

個人的に好きなシーンは、あの洞窟のところですね。いろいろ苦難があり、死を覚悟するようなことがあっても、レイスハンターをめざすのは、大きな感動があるからだということが伝わってくるシーンは、気分が高揚するものがありました。
テロだの殺人だの拷問だのと、きな臭いものがいろいろ描かれていますが、夢や希望や冒険する心を忘れないところが、この物語のいいところですね。篤志にはこの気持ちを忘れてほしくないなあ。

これで海龍の遺産も見れたし、いい人たちと手を組むことができましたが、逆に篤志への包囲網も固まってきましたね。貞教の気持ちの変化があまりにも急激で、ん?と思ったり、かの人がいきなりそっち側と言われて、ナンダナンダと思ったりしますが、残り二巻でどう決着をつけるのか、楽しみです。

シリアスレイジ 5 (5) (電撃文庫 し 11-5) - 白川 敏行

シリアスレイジ 5 (5)
白川 敏行

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シリアスレイジ〈5〉 南溟奇譚 下 from MOMENTS 2007-01-30 (火) 20:25
読了。 様々な思惑が絡み合い、乗船船舶の爆破、遭難のコンボを喰らってしまった篤志と五乃坂。陸上以上に過酷なサバイバルにもなり得ない絶望的な状況に置かれた極...

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