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[周防ツカサ] ラキアⅡ

秋野と亮介が遭遇したリピート現象だが、似たような出来事に遭遇した人がいるらしい。
ネット上で知り合ったカプネさんから紹介された N と名乗る男性が体験者だった。
それはリピート現象とは異なるが、一日が経つたびに、一日戻るという時間移行の体験話だった……。

とある一日をリピートした前作とは異なり、時を1日ずつ逆行していくお話。短編ではなく長編ですが、恋愛要素中心の展開は同じです。

いいなと思ったのは、自分でもはっきりとは気づいていない気持ちの表現のされ方ですね。決してとぼけているのではなく、でも読んでいるこちら側としてはわかるという微妙さがよく出てました。
自分の気持ちというものは、なかなか自覚できないものかもしれませんが、直接的なものよりも間接的に指摘を受けることで気づくことって多いのかもしれませんね。

恋愛のイライラもいい感じに出てて、タイミングが悪く、なかなか言えないことによるすれ違いが味わい深い。世界に味方がたった二人しかいないとなると、変に勘繰りたくなるのもわかる気がします。自分の過去に傷があるものなら、尚更でしょう。お互いがお互いの気持ちをどう思っているのか、探りあい、とまではいかないものの、様子を見ながら動いていくさまが良かったです。

それにしても相変わらずラキアが何をしているのか、何をしたいのか詳しい説明はないですが、あえて言うなら「調整」ぐらいなのかな。はじめはアドバイザがいたことには驚きましたが、はたしてその後何があったんでしょう。おそらくは孤独との戦いがあると思うんですが、サイドストーリィでもいいので、このあたりの話が読みたいですね。

ラキア〈2〉 - 周防 ツカサ

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