Home > ライトノベル > [藤原祐] レジンキャストミルク4

[藤原祐] レジンキャストミルク4

あんな男よりも僕のほうが優秀だ。恭一は硝子を手に入れた。無限回廊の言うことに間違いはなかった。あとは彼女の気持ちをこちらに向ければ良いだけだ。恭一は捕らえられた硝子に近づいていく。
一方、晶は無限回廊に硝子を奪われ、蜜は恭一に両足を奪われた。だが、まだ生きている。
それぞれが失ったものを取り戻すために、殊子たちの協力を得ることにしたが……

前作が晶の話なら、本作は蜜の話。今まで語られなかった舞鶴蜜の過去の話が明かされましたね。
蜜が過去にあんな性格をしていたなんて意外でしたが、君子との繋がりは今までの展開で匂わせていたので予想通り。
この繋がりこそが、虚軸と現実を繋ぐ砦なんでしょうね。何だかんだ言いながらも大事なんでしょう。
なんていうか、裏表紙のイラストがふたりの関係を物語っているようで、とても素敵。

それに引き換え、目が覚めてからの晶は、しっかりし過ぎというか、できすぎてる感じがあってちょっと拍子抜けしてしまいました。今までが濃厚だったせいか、尻すぼみとまではいかないものの、少し薄い戦いだった気がします。

まあ、そんな不満も最後の最後にきみちゃんのちょっとした台詞で吹っ飛びましたけどね。
繋がりが言わせたであろう言葉。心の奥底にあった僅かな残滓が言わせたであろう言葉。
思わずじんわり来てしまいました。

ひとまず一区切りですが、無限回廊の目的が何なのか気になりますね。

レジンキャストミルク〈4〉 - 藤原 祐

レジンキャストミルク〈4〉
藤原 祐

メディアワークス(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[藤原祐] [レジンキャストミルク感想一覧] [電撃文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [藤原祐] レジンキャストミルク4

Trackback:5

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/900
Listed below are links to weblogs that reference
[藤原祐] レジンキャストミルク4 from booklines.net
レジンキャストミルク4(藤原祐) from F.Y.A.E./review ver. 2006-06-12 (月) 18:42
2ヶ月連続刊行の「レジンキャストミルク (4)」です。前巻が素晴らしく引いた終わり方だったため今月の電撃ラインナップの中では一番楽しみにしていた作品です。...
ラノベ「レジンキャストミルク4」感想 from すたじおG 2006-06-14 (水) 15:25
「レジンキャストミルク4」☆×5 電撃文庫:著・藤原祐 “まるで甘い蜜のような、今は苦いあの記憶──。” 【二年前。それは舞鶴蜜がまだ...
「レジンキャストミルク4」 藤原祐 from M’s Life 2006-06-19 (月) 00:36
みっちゃんの生き様に感動した!?偶数巻だからか、佐伯ネア、速見殊子と言う言語破綻者と人格破綻者が前面に出てくるので、なんて言うか可笑しい。舞鶴蜜が敗北し、...
電撃文庫・6月の感想? from 詠み人知らず 2006-06-19 (月) 20:38
■藤原 祐×椋本 夏夜『レジンキャストミルク?』  ★★★★★ 二年前。それは舞鶴 蜜がまだ、速見 蜜という名前だった頃。 ひとりぼっちだった蜜は、直...
レジンキャストミルク〈4〉 from ライトノベルっていいね 2006-06-29 (木) 18:10
レジンキャストミルク〈4〉 著者 藤原祐 イラスト 椋本夏夜 レーベル 電撃文庫  プリン王国最高!!  人気blogランキ...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [藤原祐] レジンキャストミルク4

Search
お気に入り

左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下


わくわくするような大冒険がしてみたいな

時載りリンネ! 1 (1) (角川スニーカー文庫 203-1)時載りリンネ! 2 (2) (角川スニーカー文庫 203-2)

本を読むことで、滋養と時を操る力を得る「時載り」一族。読書よりも遊ぶことのほうが大好きという、おしゃまな女の子・時載りのリンネと、彼女に振り回される男の子・久高が繰り広げる冒険物語。どの年代の人が読んでも楽しめる最高のジュブナイルです。→感想


十八番目の皇女という立場から、何も手にすることができなかった月華が、心の内に「龍」を飼う涼狐の剣舞に惚れて、剣を手にする中華風ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガール。

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)

淡々と語られている物語だと思っていたのに、気づけば引き込まれています。溜め込んだエネルギーが、次なる巻で爆発してくれることでしょう。背筋がゾクゾクするほど、楽しみでなりません。→感想

なかのひと

Page Top