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[成田良悟] がるぐる!下 Dancing Beast Night

「お帰りなさいと言うべき?それとも……ようこそ、かしら?」
犬が戻ってきた。
殺人鬼が暴れまわり東と西の幹部が殺される状況が続き、連続爆弾事件が発生している最中に。東と西が爆発寸前であるときに。
緊張が高まる中、始めに動き出したのは、殺人鬼の称号を持つ者だった……

バラバラだった話が少しずつまとまっていく展開。
ちょっと引き伸ばしすぎかなと思わなくも無いけど、盛り上げ方がうまい。

登場人物全員が狂っていると言っても過言ではないシリーズですが、やっぱり殺人鬼の八雲の心理が一番おもしろいかな。苦悩する姿は非常に人間らしいのに、どこか破綻している論理。こういった狂人心理的なものを書かせたらうまいよなあ。超人ぶりを強調するような描写はちょっとアレだったけど。

主役は犬かと思ったけれど、下巻を読む限りでは葛原・ケリーに焦点があたっている気がしました。まあ、主役はこの人!っていう感じで書かれていないので、誰もが主役で誰もが主役でないといったところでしょうか。あえていうなれば越佐大橋自体が主役なのかも。

これで越佐大橋シリーズは三部作として幕を閉じるらしいですが、短編は出るらしいので楽しみに待っていましょう。

がるぐる!〈下〉―Dancing Beast Night - 成田 良悟
がるぐる!〈下〉―Dancing Beast Night
成田 良悟

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成田良悟

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