コミュニケーションが取れない僕。傷つくのが怖い僕。
いつしかクラスメイトたちも避けるようになり、ある時期を境に学校へ行かなくなってしまった。
あのニュースが報道されてから。
- 世界は滅亡する
小惑星が地球に向かっていることが観測され、今の技術では回避しようが無いという。
ならば、無理に学校へ通っても意味が無い。そのはずだ。
ある日、近所で妙なプレハブ小屋を見つけた。
中から出てきたのは制服を着た少女。それはクラスメイトの春名。
「……誰ですか?」
クラスメイトであるということすら知らない彼女と目が合ってしまった僕。
そのプレハブ小屋で、彼女はロケットを作っていた……。
そんな「エスケープ×エスケープ」を含む三篇からなる短編集。
三篇とも主人公は違うものの、同じ地域の同じ高校に通うものたちの物語。
本のタイトルどおり、多感な高校生たちのインサイドワールド - 内面を描いた作品。
それにしても、なんて純粋で不器用な人たちばかりなんだろう。
同時に共感できることも多々ある。自分も高校のときはこんなことを思っていたかもしれない。
素敵な素敵なショートストーリーたち。
この感性に出遭えたことを喜ばしく思う。だから読書はやめられない。
多くの人に薦められる第 5 回電撃hp短編小説賞「大賞」受賞作。
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周防ツカサ
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