旧四宮ツヅミを手に入れた七宮カセン。それを許さぬ旧四宮と同盟を組んでいた三宮ナツメ。
共に平和を望みながら、民を思いながら、刃を握る。
だが、ツヅミはそれを許さなかった……。
前作までが七宮の空澄姫物語だとすれば、今作からいよいよ七姫全体の物語が始まったと
いうところか。空澄姫からの視点だけではなく、様々な視点から語られる物語。
一宮がニ宮が、そして四宮、五宮がそれぞれの思惑を胸に秘める。
七宮ファンとしては残念でもあり、これからの展開にワクワクする。
それにしても覇権を得ようと戦う各宮の物語なのに、血なまぐさい話になってもおかしく
ないのに、全体に広がる透き通るまでの雰囲気はどうだろう。これは貴重としか言いようがない、
得がたいものだと思う。
遅筆であることを著者自身嘆いているようだけれど、決して慌てず、このまま物語を語って欲しい。
いつまでも待っているから。
前作の感想: 七姫物語 第二章 世界のかたち
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