そこには七つの主要都市があった。
それぞれの都市が先王の隠し子を「姫」として擁立し、天下統一を図ろうと躍起になっている。
七宮姫であるカラスミは、カセン都市を盛り立てるために「将軍」と「軍師」が拾ってきた孤児。
素性も知れない将軍であるテンと軍師であるトエ、そして七宮姫となったカラスミが、
カセン都市を盛り立てる。
「三人で天下を取ろう」
そんな国を奪うストーリィではあるが、キャラクタのせいか、物語の雰囲気のせいか、
血なまぐささはなく、むしろ読書後に爽快な気持ちになれるだろう。
民のために、民を欺いている「将軍」「軍師」「姫」。
この三人の関係が非常に好ましい。
それぞれがそれぞれを思い、そして民を思う。
「悪い人だけど、ずるい人達だけど、私の一番大切な人達です」
このままの関係で進んで欲しいと思う。かなりお勧め。
第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作。
次作の感想: 七姫物語 第二章 世界のかたち
エントリーリスト: 高野和
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