Home > ライトノベル > [橋本紡] 毛布おばけと金曜日の階段

[橋本紡] 毛布おばけと金曜日の階段

父が亡くなり、母が入院したけれど、しっかりものの姉がいるから大丈夫と親戚は思ったらしい。
たしかに姉は何でもできる。でも危ういところで生きていた。壊れやすかったんだ。
階段の踊り場で毛布を頭からかぶる。何も見ていない目。週に一度だけ、姉は毛布おばけになる。
父が亡くなった金曜日だけ……。

語り手はいたって普通の人なんですが、それゆえに共感できることが多い。
『おまえのさ、悪いとこだぞ、その早めに線を引いちゃうところ』
なんてセリフには、自分が言われたのかと、思わずドキっとしてしまいました。

個人的に一番好きなシーンは、さくらと和人が出かけた帰りの電車のシーン。
何のことないシーンだけど、何かあったかい。
個人的にはさくらを語り手をした物語も読んでみたかったです。

家族というものを見つめなおす、という言い方をするとちょっと重く感じるかもしれませんが、ほんわかした雰囲気がとても気持ちいい。
やや稚拙な感じもするけれど、温かさを味あわせてくれます。

毛布おばけと金曜日の階段 - 橋本 紡
毛布おばけと金曜日の階段
橋本 紡

メディアワークス(文庫)
Amazon | bk1

booklines エントリー
橋本紡

Home > ライトノベル > [橋本紡] 毛布おばけと金曜日の階段

Trackback:3

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/837
Listed below are links to weblogs that reference
[橋本紡] 毛布おばけと金曜日の階段 from booklines.net
毛布おばけと金曜日の階段 from Alles ist im Wandel 2006-08-25 (金) 02:16
どことなく村山由佳ちっくな雰囲気があって、 和人とさくらが山を見に行くシーンはそれだけで、その雰囲気だけで満足。 切り取られた何気ない日常のシーンが万遍に...
『毛布おばけと金曜日の階段』 橋本紡 from 暇時亭 2006-08-28 (月) 18:01
毛布おばけと金曜日の階段橋本 紡 (2002/12)メディアワークス この商品の詳細を見る お姉ちゃんは毎週金曜日、階段の踊り場で"毛布おばけ"になる...
「毛布おばけと金曜日の階段」橋本紡 from しんちゃんの買い物帳 2007-03-20 (火) 16:28
毛布おばけと金曜日の階段橋本 紡 (2002/12)メディアワークス この商品の詳細を見る お父さんは交通事故で死に、お母さんはショックで心の病院に入...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [橋本紡] 毛布おばけと金曜日の階段

Search
お気に入り

左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!下巻が今から楽しみです。超オススメ!→上巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下


わくわくするような大冒険がしてみたいな

時載りリンネ! 1 (1) (角川スニーカー文庫 203-1)時載りリンネ! 2 (2) (角川スニーカー文庫 203-2)

本を読むことで、滋養と時を操る力を得る「時載り」一族。読書よりも遊ぶことのほうが大好きという、おしゃまな女の子・時載りのリンネと、彼女に振り回される男の子・久高が繰り広げる冒険物語。どの年代の人が読んでも楽しめる最高のジュブナイルです。→感想


十八番目の皇女という立場から、何も手にすることができなかった月華が、心の内に「龍」を飼う涼狐の剣舞に惚れて、剣を手にする中華風ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガール。

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)

淡々と語られている物語だと思っていたのに、気づけば引き込まれています。溜め込んだエネルギーが、次なる巻で爆発してくれることでしょう。背筋がゾクゾクするほど、楽しみでなりません。→感想

なかのひと

Page Top