Home > ライトノベル > ゴミ箱から失礼いたします(4) / 岩波零

ゴミ箱から失礼いたします(4) / 岩波零

「ルールは簡単。私たちは今後様々な状況で、萌太を必要としていく。で、具体的にどうなったらいいのかは分からないけど、萌太の考えを改めさせて、コンプレックスを解消させた人の勝ち」
「え?え?」
「もちろん勝者は、萌える太くんを好きにしていいって事ね」
「わたしもそれでいい。これが最終戦争」

ゴミ箱の中に入っていないとゴミ箱になってしまう「妖怪ゴミ箱男」になってしまった男の子・小山萌太が、彼を取り巻く女の子たちに振り回される学園ラブコメ物語の第四弾。ゴミ箱から出られないのは、萌太のコンプレックスが解消されていないからということで、コンプレックスを解消させる勝負が繰り広げられるシリーズ最終巻。

楽しかったー。思いを自覚してるから、、相手の挙動にいろいろ揺さぶられるんだけど、氷柱は氷柱で同じように自覚してるから、不意に照れたりするから、無駄に可愛い。まあ、どんなときでも、ちゃんとオチがあるんですけどね。普通の弁当で感動できるって、どれだけ事前のアレがアレなんだ。

ともあれ、萌太をゴミ箱から出すために、三人の少女がコンプレックス解消勝負を始めるんだけど……これだたのパシリじゃないかと思った僕がいる。理不尽だなと思いながらもクスクス。萌太の疑問系ツッコミに笑い、騙しあいっこの急展開に笑い、なぜか始まるヒーローショーに笑い、ほんとこの人のセンス好きだなあ。
個人的に一番笑ったのは、妹と街中で追いかけっこするお話かな。部屋で一緒に遊んでいたはずなのに、いつの間にかそんなことになる展開が、不思議で面白くて楽しかった。

思いは決まっているから、あとはちゃんと告白できるかどうかということが重要ですが、もうひとつ告白された人にお断りすることも大きなことで。好きな人に断られるのは、どうしたって辛いけれど、涙ぐみながらもちゃんと言えて、ああここに恋があると思いました。

それにしても思いを遂げただけで終わらないのは、ゴミ箱があるからですが、この最後に儀式もまた楽しいものです。再びコンプレックスが刺激されないよう、お互い思いを忘れないでくださいね。

これで最後というのは、とてもさびしいですが、楽しいお話をありがとうございましたと言いたいです。

ゴミ箱から失礼いたします 4 (MF文庫 J い 3-4) - 岩波零

ゴミ箱から失礼いたします 4 (MF文庫 J い 3-4)
岩波零

メディアファクトリー(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[岩波零] [MF文庫J] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > ゴミ箱から失礼いたします(4) / 岩波零

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3940
Listed below are links to weblogs that reference
ゴミ箱から失礼いたします(4) / 岩波零 from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > ゴミ箱から失礼いたします(4) / 岩波零

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top