「萌える太くん、偶然ね」
「……えっと、全然偶然じゃない気がするのは僕だけですか?あと氷柱、肩が痛いんだが」
「一人?」
「ちょっと待ってください沙紀さん。僕が一人で相性測定のゲームをするような寂しい奴に見えます?」
「……ごめん。ゴミ箱に入ってると、普通に友達が居ない人に見える」
ゴミ箱の中に入っていないとゴミ箱になってしまう「妖怪ゴミ箱男」になってしまった男の子・小山萌太が、彼を取り巻く女の子たちに振り回される学園ラブコメ物語の第三弾。今回は、彩音とのデートに、なぜか氷柱と沙紀さんがやってきて……というお話です。
やばい。楽しい。ニヤニヤしまくりでした。
彩音に告白されて、返事は保留なものの、デートすることになって、ふたりで楽しんでる様子をこっそり眺めては、嫉妬に狂う氷柱が楽しい。萌太が気づかないのはお約束だけれど、嫉妬しつつも、三人の女の子は仲悪くないので、そのあたりがいいんだろうなあ。
それにしても、ボウリングとかよく考えるものだ。何気ないやり取りで不意打ちを食らって吹出しまくった僕がいる。
でも、その仲良し模様が崩れていくところは……寂しいものがある。今回のラブレターはたまた脅迫状だったけれど、いつかありえるし。みんなでいる楽しさと、変わっていくことの不安が見えて、自分の思いに気づいてきたかなという当たり、続きが気になりますね。
それにしても、妖怪大集合な戦いは、ひどかった。野球拳はほんとひどかった(褒め言葉)。
ゴミ箱から失礼いたします 3 (MF文庫 J) (MF文庫 J い 3-3)
岩波 零
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