「彼女は私の相棒です」
ああいけない、と思う。やはり平静を保つことなんてできやしない。
「彼女を是が非でも救うのに」
セシリーはレジナルドの前に立ち、挑むように彼と間近で睨み合った。
「相棒の私が行かなくて誰が行くのですかッ?」
都市を守る騎士になることを目指す新人騎士セシリーと、刀を作ろうとしない刀鍛冶のルークが、「聖剣」を巡る戦いに巻き込まれていくファンタジーの第九弾。今回は、不調を訴えていたアリアが、何者かに拐われて……というお話です。
ああ、もう、素敵なコンビだ。セシリーの強く真っ直ぐな言葉は、いつだって胸が熱くなるよ。だからこそ、自らの運命を受け入れたアリアは……一抹の可能性に賭けた彼女の決意にジワッときた。
一方のルークは、自身の秘密を隠しつつも、蝕まれていく身体に焦りを感じていましたが、アリアを探しに行くセシリーの言葉を受けたら、もう隠せなくなるだろうなあ。っていうか、彼女の可愛さに抱きしめちゃうルークの男っぷりがやばかった。 セシリーに同行できないルークが、恐怖に襲われながらも、別の場所へと向かう決意をしたのは、セシリーを思うが故だよなあ。離れていても、ね。
囚われの身となったアリアは、さらなる魔剣の真実を聞きつけましたが、できれば、これは絶望でないと思いたい。ルークと、そしてユーインがきっと……と思いたいな。
またまたいい引きをみせてくれたので、続きが気になってしょうがない。
聖剣の刀鍛冶<9> (MF文庫J) (MF文庫 J み 1-17)
三浦 勇雄
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