「何でもいいから、ほしい物はないの?これじゃあ罪滅ぼしができないじゃない」
「……えーっと」
別に罪滅ぼしなんかしなくていいのにと思いながらも、僕は何かないかと考えを巡らせる。
「あっ、じゃあ何か燃えるゴミをいただけませんか?今日僕のゴミ箱は燃えるゴミの日なので」
「……予想だにしてなかった物を要求されたわ……」
ゴミ箱の中に入っていないとゴミ箱になってしまう「妖怪ゴミ箱男」になってしまった男の子・小山萌太が、彼を取り巻く女の子たちに振り回される学園ラブコメ物語の第二弾。今回は、妖怪から人間に戻った矢先に、再び妖怪化してしまう事件が発生して……というお話です。
微妙にズレたやり取りが楽しくて楽しくてしょうがない。普通のやり取りにゴミ箱を絡めるだけで、こうもツボをついてくれるとは……やばいな。うん、やばい。
ユーモアのあるやり取りもさることながら、ラブコメ模様も面白かった。まさか会長の沙紀さんまで入ってくるとは思わなかった。妖怪封印の箱の件で不安になっていたとき、傍にいれくてた彼は、安らぎを与えてくれたんだろうなあ。鈍いかもしれないけど優しいしね。まあ、その鈍さが、傲慢美少女水無さんをも起こらせてしまったりするんだけど、それはそれで楽しかったりする。
ふたりだけでもニヤニヤなのに、さらに幼なじみの彩音も入ってきたから……もう!妖怪化をこんな形でラブコメにつかうとは思いもしませんでしたよ!「妖怪恋の病女」って、積極的になれない人には、すんばらしいものだと思いました。見てるだけで照れてしまう。
ただ妖怪封印の話が、ちょっとおざなりになってしまった感じがあるのが物足りないですね。いくらなんでも黒幕……いえ、いいですけどね。最後の戦いが無駄にスケールでかくて楽しかったし。
さて、これで妖怪封印されたし、一安心……と思ったら、なかなか萌太はゴミ箱から出られないみたいです。こうなると、女の子たちの争いが加熱することになりそう。今回は、沙紀と彩音が目立った分、氷柱は抑え気味に見えましたが、次回はどうなるのかしら。楽しみですね。
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