「祭り、俺と一緒に行ってくれないか」
どうして自分を、と訊き返すことは無粋に思われた。
「……うん」
脳が熱を帯びている。痺れを伴う微熱。
震える胸を手で抑え、一旦呼吸を落ち着けた。
花が色づくように頬を染め、応える。
「連れてって」
都市を守る騎士になることを目指す新人騎士セシリーと、刀を作ろうとしない刀鍛冶のルークが、「聖剣」を巡る戦いに巻き込まれていくファンタジーの第八弾。今回は、都市の復興と帝都で魔戦士が生まれるお話です。
やばいぐらいニヤニヤさせられた。
大変な時期だけど、だからこそみんなで盛り上げようと行われる年越しの祭りに、ルークがせりシーを誘うんですが、この過程がたまらない。普段クールなルークがわざわざセシリーを探しまくるんですからね!しかも行く先々で、セシリーを探してるんだろと言わずもながの顔されて、照れくさがってた癖に、セシリーとふたりっきりになったら、むしろ強気と言うか、なんというか、ああ、もう!
セシリーも、彼女に憧れる後輩の前ではカッコ良い姿を見せていたのに、ルークの前では軽くテンパっちゃったりして、とても可愛かった。看護婦姿やドレス姿など、いろんな格好を見せて上げられたのは良かったですよね……そのあとのルークの心情を思うとやりきれなくなるけど。
一方の帝都では、新たに手にした魔剣ヴェロニカの様子をみるために、残酷な試験をしていましたが、いややはまさかこんな異質な剣だったとは……。
着々と力をつけて行く帝都に比べて、都市では更なる異変が生まれて、ヤバイ状況になってきてるから、いったいどうなることやら。今回は大きな動きがなかったけど、戦いが始まると……リサが知ってしまった左目の記憶とか、何かを暗示してるようで、 リサが知ってしまった左目の記憶とか、重苦しくて、ドキドキですね。
聖剣の刀鍛冶〈8〉 (MF文庫J)
三浦 勇雄
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