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僕は友達が少ない / 平坂読

「んで、その隣人部?って、結局なにをする部なんだ?」
「友達作りに決まってるだろう」
「……その発想はなかった」
「これなら周囲から『友達のいない寂しい奴』というさげすみの視線を回避するための上辺だけの友達を作りつつ、小鷹の言う本当の友達を探すことも可能だ」

転校初日に大失敗をして、見かけの怖さもあり友達ができなかった小鷹は、同じようにクラスで浮いていて、エア友達を作り上げていた三日月夜空と共に、友達を作るための部活「隣人部」を立ち上げたが……友達作りを目指しながら迷走する部活動模様を描くラブコメディ。

これは楽しかった!
生徒会シリーズやラノベ部のようないわゆる日常系のお話ですが、部室に集まってわいわい繰り広げるやり取りはいいなあ。友達ができないといってるけど、おまえら十分友達だよと言いたくなる。

エア友達を持つ三日月夜空と、容姿端麗だけど傲慢な柏崎星奈のいがみ合いは、悪意にしか見えなかったりする場合もあるけど、ちょっとほんわかさせられることもあったりして、まったく素直じゃないんだからと思ったり。

闇鍋、狩りゲーム、エロゲ、演劇などなど、部活と称して集まっては、いろいろ遊んでましたが(っていうか聖剣……いいんですか三浦さん?)、一番笑ったのは「ギャルゲアの世界へようこそ」かな。ギャルゲーで友だち作りを学ぼうしながら、選択肢をことごとくはずすあたり、ああ友だちができないのは……と思ったりする。名前を決めるあたりから吹いてしまったけど、お約束模様とバッドエンド模様に腹筋痛くなりました。

このほか、美少女にしか見えない楠幸村や、とても中二な小鷹の妹・小鳩なども出てきてましたけど、まだ自己紹介ぐらいな感じかな。いずれもっと出てくると思うので、そのときを楽しみにしよう。

楽しみと言えば、最後の方で出てきた恋愛要素ですよ。星奈と小鷹が二人でプールに行った場面では、あだ名のところで彼女の可愛さが全開になり(あだ名の内容はさておくとして!)、フラグが立つ音が聞こえそうな展開にニヤニヤしまくった。

これはぜひとも夜空にも小鷹とのフラグを……と思いながらエピローグを読んでたら、まさかの一言に驚き。てっきり次巻だと思ってたのに、油断した、やられた!ラブコメ方面が、すっごい楽しいことになってきたので、続きが楽しみでなりません。

僕は友達が少ない (MF文庫J) - 平坂 読

僕は友達が少ない (MF文庫 J ひ 2-19)
平坂読

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