「この瞬間にあたしが存在している。それだけは確かだ。そのことをお前に覚えておいて欲しいんだ」
男としては平凡だけど、ケンプファーという戦士に変身すると美少女に。そんなナツルと彼を慕うケンプファーたちが繰り広げる学園ラブコメの第十二弾。今回は、沙倉さんの家にいくお話。
あの変貌をみても、なお沙倉さんを信用してるナツルは、いっそ天晴れというべきか。こんな男に惚れたらとても大変だろうなあ……と、三人娘たちに同情を禁じ得ない。
こうなると、女の子たちの積極性もわかるような気がしますね。ナツル争奪戦模様は、いつになく紅音が積極的で、雫が押され気味だったりと、楽しさいっぱいでした。同時に「けんぷファー」だからこそのシリアスなお話もありましたが。
狂犬・紅音の強気でありながら、最後まで直接いえなかった想いには……なんか思うものがある。
二人に比べて目立たなかった水琴は……まあ、しょうがないか。これまで身近だったからこそ、いったん線を越えるとどうしていいかわからなくなっちゃうんでしょうね。いつになく可愛い感じがしてただけに、相手に利用されちゃう展開はやりきれない思いがしました。
さて、戦力は分断されたうえに、彼女があんなことになってるので、これからナツルたちには危機一発の連続が待ち受けたりするのかな。消えてなくなるということから目をそらしてはいけないと思うけど……怖いですね。
にしても、今回ナツルの好みは……という言葉が何度もでてきたけど、あれはどんなフラグなんだか。
けんぷファー 10 (MF文庫 J つ 2-12)
築地 俊彦
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