「春日くん、キミに挑戦権を与えよう」
「挑戦権って、なんの……」
「魔界人とそれなりの中になりたければ、ちゃんとした結果を出してもらいたい」
「オレ、なにをすればいいんですか?」
「魔界へきてほしい」
魔界からやってきた少女キュートと、能力者育成学院に通いつつも、普通科から先にいけない男の子・理刀が出会って……ボーイミーツガールなシリーズの第八弾。今回は、理刀を「おにいちゃん」と呼ぶ魔界の女の子・シルティと、不思議な魅力を持つ魔界からの留学生アルアが、理刀を魔界へと連れて行って、というお話。
何者かわからないシルティのあっぴろげな好意に、初めは照れてたけど、だんだんと理刀が慣れてくると、キュートが嫉妬して、というところにいじらしさを感じます。理刀からしたら、シルティは妹のような感覚なんでしょうけど、恋する女の子からしたら、そんな割り切りできるわけがないし。かといって、シルティのように思い切った行動はできず、羨ましく思うあたり、乙女心を感じますね。
いつもほど理刀とキュートの絡みはないんだけど、この距離感がまた二人の思いを育てていく感じがあって良かったです。
で、気づけば、理刀の側に来て、何かとちょっかい出してくるアルアが、不意に理刀を魔界に連れて行ったところから、俄然話が面白くなってくるんだな。アルアの正体については、なんとなく想像してたとおりですが、アルアのさわやかな言葉につられて、理刀が魔界で命がけな大会に挑むことになっちゃうから、さあ、大変。
自分の力が及ばないことを知りながら、それでも後ろを向くことできないのは、キュートという存在に恥ずかしくない男でいたいからという思いが伝わってきて。がんばれ!って応援したくなるものがあるんですが、それでも、魔界という場所は甘くなく。
大ピンチの時にはどうなっちゃうのかと思ったけど、ああ、そうか、シルティ、おまえは!そういえば、散々ヒントが出てたのに気づかなかったよ。でも、こういう繋がりは最高だなあ。一気にシルティが好きになりました。
ただ、今のところ、アルアの思惑通りに話が進んじゃってるのかな?クラッシャーの異名が、そのまま通ってしまうのか。それともキュートたちへの思いが勝るのか。いろいろ気になるばかりですが、魔界で過ごすうちに、今回のように味方を見つけるかもしれないので、そっち方面のお話も期待したいな。
きゅーきゅーキュート! 8 (8) (MF文庫 J の 2-15)
野島 けんじ
関連エントリー
[野島けんじ]
[きゅーきゅーキュート!感想一覧]
[MF文庫J][ライトノベル]
Home > ライトノベル > [野島けんじ] きゅーきゅーキュート!8
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2614
- Listed below are links to weblogs that reference
- [野島けんじ] きゅーきゅーキュート!8 from booklines.net






