Home > ライトノベル > [夏緑] ぷいぷい! 9

[夏緑] ぷいぷい! 9

「つまり……おまえ、魔神レベル上げのためじゃなくて、ほんとに俺のことを心配して外に連れ出したんだよな」
「うっかりしてたのよ」
「それだけ、俺を心配してくれたんだよな」
陣が微笑んだ。シエラの顔が、ぽっと火がついたように赤くなる。
「もう一度言うけど、心配してくれてありがとうな、座堂」

実は魔人の末裔だったセレブな高飛車お嬢様シエラと、ランプをこすったらシエラのご主人様になった楔型文字をこよなく愛する高校生・陣が繰り広げるラブコメシリーズ第九弾。前作から続く、ヘロデを倒すべくヘロディオンへ旅を続ける一行が、ようやくベトナムにたどり着いて、というお話。

うーん、まだ続くのか。
いや、シエラと陣の関係が、すっげー好きなので、長くなるのはぜんぜん気にならないんだけど、シエラたちに関係ない日本でのお話が入ってくることで、旅が延び延びになるのはちょっとなあって思う。普通にサロメかわいいよサロメと、シエラ・陣話をしてくれればいいのに。ラスボスまでの道のりが長いぜ。

とまあ、そのあたりはいいとして、シエラと陣。
もはやランプの話がなくても、お互いを助け合う姿が見れるのはいいですね。素直じゃないのは相変わらずなんだけど、時々相手の赤くなる顔を見て、うれしく思ったりするところとか、相手が落ち込んでいたら何とかしてあげたいと思うところとか、微笑ましいかぎりでした。

周囲の人たちも二人の気持ちに気づいてたりするんじゃないかなー。いまだにアルフとかは陣を諦めてはいないんだろうけれど、でもシエラだったら、という思いもあるんじゃないかしら。うふ。

それにしても、シエラが一気にレベルアップしましたが、ちょっと別方面の不安……というか、勘違いというか、そういうものが見えてきたので、今後はそのあたりが描かれていくのかな。となると、もうちょっと話が続きそうですね。まあいいか。
ちょいと拗ねてしまったシエラをどう宥めていくかを楽しみにしたいと思います。

ぷいぷい! 9 (9) (MF文庫 J な 1-25) - 夏 緑

ぷいぷい! 9 (9) (MF文庫 J な 1-25)
夏 緑

メディアファクトリー(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[夏緑] [ぷいぷい!感想一覧] [MF文庫J] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [夏緑] ぷいぷい! 9

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2610
Listed below are links to weblogs that reference
[夏緑] ぷいぷい! 9 from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [夏緑] ぷいぷい! 9

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top