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[野島けんじ] きゅーきゅーキュート!7

「みなさんに提案なのですが……」
自信ありげに女の子たちを見回したスイートが、一呼吸の間を置いたあと、再び口を開いた。
「わたくし、日替わりデート、というアイデアを思いつきましたの」
「「「日替わりデート?」」」

魔界からやってきた少女キュートと、能力者育成学院に通いつつも、普通科から先にいけない男の子・理刀が出会って……ボーイミーツガールなシリーズ。今回は、理刀とキュートがデートすることを知った仲間たちが、自分たちにも理刀とデートする権利があると言い出して、黒媛、百香、スイート、巴、そしてキュートと、日替わりでデートすることになってしまうお話です。

ああ、もうたまらないぐらいニヤニヤしちゃうお話だったなあ。それぞれが、自分なりのやり方で、好きな男の子にアプローチする姿が、とても可愛い。どさくさにまぎれて、さりげなく腕を組んじゃったり、ぷにぷにするものが当たったり、ゆれるものがゆれてたり、お礼と称してチュっと頬に触れたりするところとか、悶えまくりでした。

クールなくせに、ふたりっきりになると結構甘える姿を見せてくれる黒媛や、魔法のおかげで大人な魅力を見せつつ、子供らしい微笑ましさも忘れない百香、風邪でチャンスを不意にしたかと思ったら、意外なイベントを見せてくれたスイート、優しい心づかいを見せてくれたけど、実は一番積極的?な巴のうふふなやり取り、そして意外な参戦者毒舌丸の大人な魅力と、ちょっとした恐怖などなど、どのデートも魅力満載だったけれど、やっぱりキュートとのデートが一番良かったですね。

一番最後ということで、他の女の子と仲良くしている理刀に、嫉妬光線バリバリだしてましたけど、いざデートが始まってしまえば、もうにっこにこ。手をつなぐ、ただそれだけで、これほどまでにドキドキを伝えてくれて、しかもそれがどれだけ心地良いことかが伝わってきて、読んでるこちらまで嬉しくなっちゃうものがありました。海辺で戯れるベタなシーンが、なんと微笑ましいことか。
甘酸っぱい気持ちでいっぱいになりました。

いやあ、楽しかった。女の子たちの可愛さが満載でしたね。
今まで以上に、キュートとの仲を邪魔してくるお姉さま方の思惑には、何が隠されているのかと気になりましたが、なるほど、そういうことかと納得。二人にとっては最大の危機かもしれませんが、ある意味、チャンスでもあると思うので、理刀にはがんばれ!と応援したくなります。
あのとき、毒舌丸に向かって叫んだ思いがあれば、きっと大丈夫だよ!

きゅーきゅーキュート!7  - 野島けんじ

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