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[城崎火也] 渚フォルテッシモ 3

男の子と話をするのが怖くて、でも大地と話すのは楽しくて。頑張ったおかげで、友人と言えるぐらいのところまではいけたけど、あと一歩踏み出すのが怖いと、引っ込み思案な自分に落ち込んでいた朱里は、ある日、同級生の里緒奈から、白蛇伝説についての調査依頼を受けた。恋を成就させるというわりに、どこか不気味な雰囲気を持つ話を聞いたUMA研究会は、調査を兼ねて合宿へと出かけることにしたが……

「魔の森」と呼ばれる異世界からこちらにくる魔物を追い返している人魚とのハーフである麻生渚と、ちょっとしたことから、そのことを知ってしまった大地が繰り広げる退魔モノっぽいラブコメシリーズの第三弾。今回は、引っ込み思案な女の子、篠崎朱里が大地に急接近?なお話です。

今の関係を壊したくないからと、あと一歩を踏み出す勇気が出てこない。そんな朱里が、大地と渚のじゃれあう姿をみて、心を痛めるところが、なんとも切ない。普段ならもっと頑張ろうよと応援したくなるものがありますが、渚好きとしては、それは言えないので(言えよ)、なんともモドカシイ。

そして渚は、いつもどおりの恋する乙女のツンデレっぷりを見せてくれて、ああ楽しい。大地を自宅に誘うための、遠まわしな策略をかかげるところとか、自分よりもUMA本に興味を持ってることが気に食わず、大地にセクシーポーズを見せつけようとしたりするところとか、たまらなく楽しく、たまらなくカワイイ。

さらに、初登場した渚ママが、夫とのバカップルっぷりを見せつつ、大地の件で渚を振り回してくれて、ああ、さすがの渚もママには適わないんだなあとにんまりでした。

朱里の出番が多くなった分、渚の出番が少なくなったのは、ちょっと物足りなくもあったんですが、白蛇伝説の場である祠で、朱里がもう一歩(半歩?)だけ踏み出して、そんな朱里の様子に目ざとく気づいた渚が嫉妬してと、だんだんと三角っぷりが顕著になってきたのは、いいですね。今後いろいろ期待できそう。

さりげなく恋のおまじないを達成した渚が、いつになったら素直になってくれるのかと、ニヤニヤしながら、続きを待ちたいと思います。

渚フォルテッシモ3 (MF文庫 J き 2-3) - 城崎火也

渚フォルテッシモ3
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