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[田口一] 魔女ルミカの赤い糸 2 緋色の花嫁

文化祭の実行委員になった琴也は、来年度から新しくなるという女子制服のデザイン候補をファッションショーとして発表し、人気投票を行いたいという霜月実弥の企画を手伝う事になった。人手が足りないため、留美華と由奈にも手伝ってもらうことになり、着々と準備が進む中、人々から「影」を奪おうとする魔女の手が伸びてきて……

美しいけど嗜虐的な留美華と「愛してくださる人」として目をつけられた琴也の恋物語にして魔女バトルものの第二弾。今回は、魔女としての力を失った留美華の前に、魔女の手が伸びてきて……というお話。

学園生活がコミカルでいいですね。留美華と由奈が張り合ったりとか、その結果、琴也に災難が降りかかったりとか、お約束な楽しさが随所にあります。まあ、留美華と由奈が前に出すぎてくれたおかげで、新たに登場した実弥が目立たなかったけど、それはそれで。

今回、琴也もはっちゃけてたなあ。文化祭でのファッションショーで、とある事情から、琴也が真デザインの女子制服を着ることになるんですが、始めは涙ぐみながらステージに上がっていた琴也が、だんだんと見られる快感を覚えていくところが楽しい。ああ、そういえば、あれだけ苛められてるのに留美華が好きなんだから、こういった嗜虐プレイ(違)に、琴也は反応できるのかもしれない。

っていうか、女性陣、そんなに琴也の女装が萌えるのか?このあたりは守備範囲が異なるので、よくわからない心情ですが(といいつつイラストにドキドキ)、キスだけでとんでもないエロチックさを感じさせてくれるお話ってだけじゃなく、変な方向にも力が入ってきた気がする。

というわけで、いろいろ面白くはあったんだけど、なんていうか、普通になっちゃったかなという感じがして、なんか物足りない。

一番物足りなかったのは、琴也と留美華の心情があまり見えなかったことかな。前作では嗜虐的なものの中に、純愛っぽいものを感じたんだけど、今回はそういったものがあまり感じられなかったです。留美華の可愛さは伝わってくるんだけどねぇ。
魔女に対抗するために魔女を目覚めさせるという葛藤とか、あるにはあるんだけどさらりとしてて、ちょっと端折られてる感じがしました。

っていうか、琴也が手にした能力を他の人に使ってしまうところが、誰かれ構わずって感じに思えてしまったので、僕には合わなかったのかもしれない。淫靡なシーンは非常に魅力的なだけに残念。

魔女ルミカの赤い糸 2 (2)  - 田口 一

魔女ルミカの赤い糸 2
田口 一

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