妖精捕獲大会で優勝したキュートが倒れてから、理刀の毎日は重苦しいものになった。辛い思いに不満をぶつけるのではなく、前へ進むことを考えた理刀は、何か自分にできることはないかとカカへ訴えたら、予想外の要求をされてしまった。
ササラ王女とキスしろ、と……
眠りについたキュートを目覚めさせるために、無意識のうちにすべての魔力を支配してしまうという魔界の第二王女ササラの力を封印すべく、理刀がササラとキスするお話。
必要だと頭で理解しても、キュート以外の女の子とキスすることに戸惑う理刀と、見知らぬ殿方とキスするなんてもってのほかと膨れるササラのやり取りが、とても楽しい。
それ以上に面白いのが、協力者として呼び出されたスイートたちの反応。ササラの前に自分がと動くスイートと、そんなスイートをけん制する黒媛の視線ビシビシなやり取りにニヤリとしてたら、おずおずと入り込んでくる巴もいたりして、キュートがいない分、かえってハーレムになる展開が面白かったです。
そんな中、ササラを好ましく思わないものたちが暗躍しだすんですが、個人的に印象に残ったのは、スイートと黒媛が、それぞれ敵と相対したシーンですね。決して折れぬプライドを胸に戦う姿には、胸に来るものがありましたし、友のために力を振るった黒媛の思いも良かったです。友達と呼ばれることに戸惑いを覚えていたスイートが、黒媛の前でツンとしつつ照れる姿に、とても温かいものを感じました。
ふたりのみならず、全員に見せ場があってとても面白かったですが、何といっても最後が素敵でしたね。好きな人の声に、友人の声に、お姉さまたちの姿に、最後の力を振り絞って戻ろうとするキュートと、彼女を思った人たちの祈りと、何より姉たちの多大な努力により迎えた結末には、思わず涙。
あー、面白かった。また最後が良かったですね。キュートの言葉とイラストとの可愛いさにやられるばかり。今回のキュートはいろいろな苦労ばかりしてたので、次はいい目を見させてあげてほしいな。
きゅーきゅーキュート!6 (MF文庫 J の 2-13)
野島けんじ
関連エントリー
[野島けんじ]
[きゅーきゅーキュート!感想一覧]
[MF文庫J][ライトノベル]
Home > ライトノベル > [野島けんじ] きゅーきゅーキュート!6
Trackback:1
- TrackBack URL for this entry
- http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2144
- Listed below are links to weblogs that reference
- [野島けんじ] きゅーきゅーキュート!6 from booklines.net
- きゅーきゅーキュート! 6 from のべれびゅ 2008-02-21 (木) 00:04
- きゅーきゅーキュート! 6 野島けんじ 「ササラ姫の封印を解く」という目的に利用され、目を覚まさなくなってしまったキュート。その眠りを覚†††.








