元の世界に戻る方法を探したいが、こちらの世界にも心残りがある。心揺れる才人と、同じように才人の役に立ちたいと思いながら、帰ってほしくないという気持ちの狭間で揺れるルイズは、自分たちの気持ちに大きな戸惑いを覚えていた。
ある日、アンリエッタ女王から、虚無の担い手であるルイズとティファニアに対して、ロマリアという連合皇国へ至急来てほしいという連絡があり、才人たちは護衛としてついていったが……
聖地を取り戻すために、ロマリアに虚無の担い手を集結させるという、新たなお話の始まりです。
元の世界に帰るか、それとも……というところで、喧嘩という名のじゃれあいをするのは、やっぱり不安があるからなんだろうなあ。俺がいなきゃダメなんだなとか、頭が茹だったような内心が漏斗するところは楽しいんだけど、幾度となく確かめたり、幾度となく振り返ったりするところに、迷いを感じるものがあります。
教皇たるヴィットーリオの依頼を受けて、アンリエッタがルイズたちをロマリアへ呼んだときには、むしろいい動きのような気がしないでもなかったんですが、言ってるここと行動があってないような気がして、うーむ。まあ、どこかで線を引かねばいけないのはわかりますが、それでもねぇ。
ルイズたち以外の虚無の使い手であるガリアの問題も含めて、自分たちのために戦力となるものを如何に利用するかという思惑が見えるところは、あまり気持ちのいいものじゃなかったですね。
いろいろ見えてきたものはあるものの、戦いなどの大きな動きは次巻になるのかなと油断してたら、最後、一気にきた。まさか、ゼロの使い魔で泣きそうになるとは思わなかった。届くはずのなかった手紙に込められた深い愛情を見たときに、彼を思って笑顔を作り続けた彼女の心に、グッとさせられました。
いやあ、よかったです。初っ端のバカップルさが楽しいだけに、最後の切なさがひときわ目立ちました。いい雰囲気になったとき、もし邪魔が入らず、最後までいってたら……また違った選択肢があったんだろうなあと思いますが、ルイズの行動を受けて、才人がどういう思いを持ち出してくるか、大いに楽しみです。
ゼロの使い魔13
ヤマグチノボル
ちなみにガイド本も出たらしいです。そろそろ、忘れてるところもあるので、読んでみようかなあ。
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