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[築地俊彦] けんぷファー 5

憧れの沙倉さんの家に泊まることになった。もちろん女ナツルとしてだ。紅音や水琴、それに会長まで一緒になってのお泊り会は、部屋数が足りないので、誰が誰と一緒に寝るかということで、ひと騒動になったが、ようやく落ち着いて寝れる……と思ったら、男に戻ってしまった。そうだ、寝ると戻ってしまうんだ。そのとき、そっと部屋に入ってきて、さらに布団に潜りこんできたのは……沙倉さん!?

前作の続き。お泊りイベントから、新たなるケンプファーの登場、さらにモデレータの目的が見えてくるお話です。

いやあ、お泊りの様子が楽しいこと楽しいこと。ナツルをめぐっての女の子の駆け引き……というよりは、騒いでるだけですが、ここまでくると、誰も気持ちを隠そうとしませんね。にもかかわらず、肝心のナツルが、まるで気づかないって……。どれだけ鈍いんだ。

そんな中、いい具合にナツルに接近してきたのは、会長ですよね。腹黒いだけあって、他の勢力をさりげなく押しとどめていく手腕が素敵です。顔にはそれほど出さず、それでいて嫉妬しているところとか、ああもう!
さすがに今までの所業のおかげで、ナツルの心証は良くないですが、頼りになることはわかってるだろうし、何より、いつの間にかご飯作ったり、さりげない気遣いを見せたりという姿に、ひょっとしたら……なんて思いがなくもないですが、難しいか。
水琴あたりでは太刀打ちできなそうだけど、紅音はどうするかしら。

一方、ケンプファーの戦いにも大きな変化が見えてきましたね。モデレータの思惑がようやくわかってきましたが(雫の脅迫は相変わらずすばらしい)、そこからさらに変化してくるとは思わなかった。
何も知らないようだけど、沙倉さんがジョーカー的な位置にいるのは間違いないようですが、さらにナツルまでもキーとなってきますか。まあ、ケンプファーとしては異色すぎるから、ありえる話ではあったけど。

戦いの決着のつけ方は非常にシンプルですが、恋愛感情が複雑に絡んでくることになるので、いったいどうなっていくのか楽しみですね。

けんぷファー 5 (5) (MF文庫 J つ 2-5) - 築地 俊彦

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