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[野島けんじ] きゅーきゅーキュート!4

スターライトとの交流会に招待するとして、浮遊島にキュートたちは、リイザによって連れて行かれてしまった。だが、理刀は招待されず、黒媛も残ることになった。理刀を誘わないことについて、リイザに文句を言おうとしたキュートだったけど、楽しんでるみんなを見ていると、いまさら口出しするのも悪いかなと諦めた。諦めてしまった。
一方、地上に残された理刀と黒媛は、ふたりで一日を過ごすことになったが……

これはいいですね。キュートを可愛がっているリイザが、パーティやら何やらでひきつけて、キュートを魔界へ連れ戻そううとするお話と、理刀と黒媛がデートっぽいことをするお話ですが、理刀と黒媛の話が、たまらなく素敵でした。

以前から魅力ある人だとは思っていましたが、理刀だけが招待されないという時に見せたさりげない優しさや、苦手なものに出会ったときの態度など、等身大の彼女の様子が見えてきて、とても良かったですよね。

雨の中の疾走やらイタズラっぽい様子やら、名前の話やらを読んでると、これはもう、黒媛まで、理刀に惹かれはじめたといっても過言ではないですよね。う~ん、キュートも大変だ、ライバル多くて。

個人的に印象的だったのは、理刀と黒媛が、町で開かれてるペットコンテストにたまたま参加したときのシーンですね。ドラゴンのシィちゃんの芸には、何をするのかな?と、まるで観客になったかのように興味津々にさせられて、やってることがわかったときには、おーっと思ってしまいました。両手が開いてたら、拍手してましたよ。少し前にネタがあっただけに、気分が盛り上がりましたね。黒媛とのペアは、本気で見てみたいと思いました。
この場面で、ぼくはシィちゃんと黒媛にラブです。

キュート側のほうは、楽しい雰囲気半面、怪しい雰囲気に少しずつなっていってて、どうなるのかと思いましたが、何気にリイザって、自滅していきますよね。巻き込まれるほうは、大変ですけど。

暴走した魔法によって、キュートが絶体絶命のピンチになったとき、理刀が己を顧みずに踏み込んだところは、かっこよかったですね。あの姿を見たら、他の女の子たちにいろいろドキドキすることはあっても、キュートが一番大事な人だということがよくわかります。
シィちゃんの背中に乗って、好きな人の温かさを感じることができたキュートの気持ちに、理刀の気持ちに、じわりとさせられました。

いやあ、面白かったです。巻が進むにつれて、どんどんと魅力的になっていくシリーズですよね。魔族と人間は相容れないとは言うけれど、今回のことが、理刀を認めてくれるきっかけの一つになってくれたらいいなあ。いろいろ思う人たちもいるでしょうから、このあとどうなっていくのか楽しみですね。

きゅーきゅーキュート! 4 (4) (MF文庫 J の 2-11) - 野島 けんじ

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