Home > ライトノベル > [内山靖二郎] 神様のおきにいり 4 ねこまたの巻

[内山靖二郎] 神様のおきにいり 4 ねこまたの巻

珠枝が手の平サイズのままなのは、追っ手の目を欺くためだという。それはいいとして、小さい姿になってからは、食事にしろ、散歩にしろ、何かと智宏の手を煩わすようになってきた。まるで、子供のようだ。珠枝のことは大事だけれど、さすがにここまでべったりさせられるとうんざりしてくる。
元に戻るよう促したら、余分な霊力は、猫に預けているというので、しかたなしに捜し歩いていたら、オオヒロという美女に出会い……

珠枝を封じようとするオオヒロと、珠枝を元に戻そうとする智宏が、霊力を預けていた猫を探しているうちに……というお話です。手の平サイズになってしまった珠枝が、かわいいですね。甘え方は子供のようですが、きっと智宏が構ってくれるのが嬉しいんだろうなあ。たまにうんざりする智宏の気持ちはわからなくもないけど、微笑ましい光景ににんまり。

今回もほのぼのするところが多くて嬉しいですね。コンビニで思わず余計なものを買ってしまうのは、そんなカラクリがあったのか!とか、珠枝のネコミミ&シッポ姿に動揺する人たちの様子に笑ったり、何で流しそうめんやってるんだろとか疑問に思いながらも、楽しそうだなあと思ったりで、話に関係ないところが、いろいろあるんだけど、ぜんぜん気にならないどころか楽しかったですね。こういうところ、もっと読みたいです。

妖しい魅力を撒き散らしていたオオヒロでしたが、その圧倒的な存在感と強力な力による恫喝とは裏腹に、例の部分をうにゅってされてからは、何かかわいい感じになってましたね。結局何を意味しているのかは、わかりませんでしたが、あの恥じらい方からすると、またひとり智宏の犠牲者になったのかなと思ってしまいますが、さてさて。

珠枝を封じようとするオオヒロがいるのに、なかなか動こうとしない珠枝には「?」な気持ちでしたが、最後のほうで、ああ、そういう気持ちがあったのかと納得。珠枝もこれからどうするかということを考えていたんですね。
とっさのことだっただけに、いったい自分はどうすべきかと迷ってしまう智宏でしたが、そんな彼の本音を引き出させたコヒロの言葉が素敵でした。やっぱいいよなー、コヒロ。これからも頼むよ。

ひとまず危険は回避できたみたいだし、ほっと一安心ではありますが、まだまだ決断せねばならないことがあるので、これからも何かと問題が起きそうですね。 このあたりをどう解決していくのか、気になるところ.
個人的にはほのぼのとしたところも楽しみなので、あまり緊迫しすぎないようにしてもらえると嬉しいな。

神様のおきにいり 4 ねこまたの巻 (4) (MF文庫 J う 3-4) - 内山 靖二郎

神様のおきにいり 4 ねこまたの巻 (4) (MF文庫 J う 3-4)
内山 靖二郎

メディアファクトリー(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[内山靖二郎] [神様のおきにいり感想一覧] [MF文庫J] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [内山靖二郎] 神様のおきにいり 4 ねこまたの巻

Trackback:3

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/1520
Listed below are links to weblogs that reference
[内山靖二郎] 神様のおきにいり 4 ねこまたの巻 from booklines.net
神様のおきにいり(4) from Alles ist im Wandel 2007-03-23 (金) 18:03
神様のおきにいり 4posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.23内山 靖二郎著メディアファクトリー (2007.3)通常24時間以内...
[書評][内山靖二郎][神様のおきにいり][魔物/妖怪][和風][★★★★]神様のおきにいり4 ねこまたの巻 from いつも感想中 2007-03-26 (月) 16:59
神様のおきにいり 4 ねこまたの巻 (4) 作者: 内山靖二郎 出版社/メーカー: メディアファクトリー 発売日: 2007/03 メディア: 文庫 相...
神様のおきにいり4 from 読了本棚 2007-03-28 (水) 19:28
珠枝の体が小さくなったままの状態で自宅にいるわけには行かず、智宏は静江の家に厄介になっていた。どうやら、最近珠枝のことを聞いて回っている黒衣の麗人の存在が...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [内山靖二郎] 神様のおきにいり 4 ねこまたの巻

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top