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[野島けんじ] きゅーきゅーキュート!3

国内でも数少ない第一級能力者を姉に持つ百香は、能力値が基準を超えているのに媒体を見つけていないため、能力を行使することができない。いつか姉のように、という思いを胸に、媒体を探す日々が続いていた。
ある日、占い横町で妙な占い師に出会い、封印庭というわけのわからない箱をもらった。怪しいけれど、思わずもらって帰り、箱をあけたら、庭一面がジャングルになり……

キュートの六七、六八番目の双子のお姉様が仕掛けた悪戯により、百香が、猛獣うろつくジャングルに、取り込まれてしまったので、それを助けに行くというお話です。

今まではキュートと理刀を中核において、ついでに(といっては何だけど)他の人の魅力も見せる感じだったのが、今回は百香に焦点を当てつつ、全員に見せ場を作ってたせいか、ちょっとこう、ぼやけちゃった感じで、何となく物足りない感じがしました。

まあ、これは僕がキュートと理刀が一緒にいる空間が好きだってのがあるかもしれないけど。第一章のはじめに、理刀がキューとたちと待ち合わせて一緒に帰るシーンがあるんですが、特に何てことない描写なのに、ほんわかさとした心地良さを感じる僕なので、ジャングルで離れ離れになっちゃうと、ちょっとね。
といいつつ、クールな毒舌丸が、ポッとするところは、かなり素敵でしたけど。

それはともかく、今回は百香が良かったです。偉大な姉を持ち、何とかしてお荷物にならないようにと、頑張る姿が、見守ってあげたくなるような、そんな感じなんですよね。素直にものを見ることができたからこそ、そのことが伝わったからこそ、キュートの姉は手を差し伸べたんじゃないかなあ。
捻くれまくった優しさに、迷惑と思いながらも、にっこり。

そういえば、理刀のほうは、新たに別のほうからフラグが立ってますが、どうなるんだろう。スイートに比べれば、キュートはまだ揺れてるしなあ。いつかは決断しなきゃいけないだけに、このあたりシリアスな展開を予感させますね。
でも、理刀がいる寮が女性に埋め尽くされていってるので、そうそうシリアスにはならないかしら。

きゅーきゅーキュート! 3 (3) (MF文庫 J の 2-10) - 野島 けんじ

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