いつのまにか三階と二階の間の踊り場の壁に奇妙な染みが浮かんでいた。人の形をしていて、見方によっては天使のようにも見える。
いつしか、キューピットさんと名づけられた染みに、恋の相談をすると願いがかなうという噂が流れ始めた。
未嗣がその染みに、奇妙な幻象を感じたが……。
大人に近づきながらも狭い世界での生活なので、何かしら溜まるものもある。だからこそ七不思議のような話が広がりやすい。影響も受けやすい。今回のようなキューピットものなんか、特にそうでしょう。そのあたりのことが非常にうまく書かれていました。中学校を舞台にしたのは秀逸ですね。
恋に恋することが多い思春期かもしれませんが、誠実な対応をした未嗣がかっこよかったです。条件反射じゃなく、しっかりと考えた上での行動だからでしょう。個人的には委員長との間に何ら発展がなかったのが残念ですが、杏子がばりばりに動いてくれたので良しとしよう。それにしても、なんてあらかさまな……。
例によって例のごとく、非常にうまく不思議を使って事件を解決していましたが、新たに出てきた不思議殺しが気になりますね。また新たな展開が、下手したら厳しい展開が待ち受けているのかもしれません。 次はひょっとしたら椿子の話になるのかな?
追記: 05/10 著者の日記を見たら……
そして、残念ながら『不思議使い』は2巻でシリーズ打ち切りという事が決まりました。
カサイズム日記: 仕事の話
マジで?
これからもっと面白くなりそうだったのに…… orz
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葛西伸哉
Home > ライトノベル > [葛西伸哉] 不思議使い2 階段のキューピッド
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