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[三浦勇雄] ホワイトデー上等。

3月の始め。ついに迎えたゆかりとの初デート。
前の日に眠れないぐらい興奮して向かった先で進路について話をし始めたとき、ふたりの意見は食い違った。それも決定的に。
ケンカ別れをしてから仲直りをするきっかけがつかめないまま、迎えたホワイトデー。そこに現われたのはバレンタインデーのとき鉄平を巻き込んだ BTV の大目玉だった……

鉄平とゆかりが初デートでケンカして、そのままずるずると迎えてしまったホワイトデー。
そんなおいしい状況を見逃されるはずがなく、いつものように内界人に巻き込まれるわけですが、微妙に熱さがなかったかなあ。面白いんだけど、胸にくるものが前作ほどではない気がします。

特に今回はふたりとも悩みまくってる状態だったせいか、ジェットコースターのように続く怒涛の展開が途切れ途切れになっちゃったのがなあ。
それと、鉄平がヒーローになるのはいいんだけど、ゆかりだけのヒーローであってほしいんだよね。
持ち上げられすぎるとちょっと冷めてしまう。

ただ、これは前作でも思ったんですが、槍ヶ岳のまとめがうまいんですよ。

「結局のところ今回五十嵐さんは、何と闘っていたのか―」

その答えに、ああそうか、と納得させられてしまう。
わかっていることではあるんですが、言葉にされたことで染み渡る感じ。
これで一気に印象が変わるんだよなあ。うまいうまい。

既に次作で波乱を呼ぶであろうキャラが登場してきているので、熱い展開を期待したいですね。

ホワイトデー上等。 - 三浦 勇雄

ホワイトデー上等。
三浦 勇雄

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