転校した学校では、不思議な出来事が起きていた。クラスメイトが保健室で寝ていると、血まみれの看護婦に切りつけられたというのだ。
転校することが多い未嗣は人と深く関わりあうことを避けていたが、自分をいろいろ気にかけてくれる委員長までも看護婦に襲われたことから、事件を調べることにした。
だがそこで出会ったのは、看護婦ではなく、自分以外の誰にも見えない三人の女生徒だった……。
どこの学校でもあるような些細な話の七不思議をうまく使って、青春ものでありながら弱ホラーティストという雰囲気を作ってくれました。なかなかないですよね、こういった雰囲気。
ほんの少ししか出てこなかったけど、お父さんもいい味出してます。「花子さん」などの小ネタについても知らないことがあったので、面白かった。
最初はややそっけなかった杏子たちの心境の変化や、委員長のさりげない好意がまた良くて。
あれはフラグ立ってるよなあ、なんて読みながら、楽しくなってしまいました。
どちらかといえば人を脅かす存在である不思議が、実は学校を守ってるという展開が良かったし、それで不思議使いなのか、とすっきりさせてくれるしで、今後が楽しみなシリーズです。
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葛西伸哉
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