ヨシユキがカバンを開けると、妙な本が出てきた。
最初の人物紹介と出だしのほかは真っ白な本。
買った覚えももらった覚えもない本を捨てようとしたときにその少女は現れた。
「私、現実じゃないのね。ヨシユキ君が持っている本の妖精なの」
きっついなーと思った。それでも話だけは聞いてみた。
曰く、誰かが私の物語を壊して、あっちこっちにばらまいた。
完全に壊れて消えてしまったら、私の存在も消えてしまう。
それを聞いたら仕方がない。
ヨシユキは物語のパーツ集めを手伝うことにしたが……。
各登場人物になぞらえて出会う人たち。
それは先輩であったり、同級生であったり、他校生であったり。
ちょっとしたヒントから、パーツを持っているかどうか、持っていたら如何にして触れ合うか。
そのあたりを焦点に進む展開。
これがまた何ともいえないほど魅力的で、物語全体を包む雰囲気の良さといったら!
こんな心地よい物語は類を見ない。
そしてニヤリとさせられるラスト。なるほど「嘘つきは妹にしておく」だね。
読み終わったあとに心が暖まること間違いない。イラストがまた物語にぴったりでたまらない。
どこか懐かしさを感じさせるファンタジックなストーリィ。
オススメです。
嘘つきは妹にしておく (MF文庫J)
清水 マリコ
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- 嘘つきは妹にしておく from MOMENTS 2007-03-18 (日) 21:59
- 読了。 ラストの余韻が良いですね。ある意味予定調和ではありますが、そこへ至るまでの主人公・ヨシユキと、自称「妹」のみどの関係の変化。醒めたと評されたヨシユ...







