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[青橋由高] あねスポッ!お姉ちゃんと体育祭

一樹が、弟が帰ってくる!―父親の転勤を機に、両親と姉弟四人が分かれて住むようになった谷口家だが、弟の一樹が、高校進学時に突如として、両親のいる北海道へと渡ってしまったのだ。それが、北海道で事故にあい、こちらに戻ってくることになったらしい。一樹が出て行く時には「姉不幸者」と罵倒したが、戻ってきてくれるのは嬉しい。長女の美波、次女の夏雪、三女の陽奈は、ツンツンしつつ、弟を出迎えたが……

美少女文庫ものなので、十八禁な話に興味がない方はスルーで。

つい先日読んだ「メイドで、義妹で、三姉妹!?」とは逆に姉ものです。弟のことが大好きなお姉ちゃんたちが、喜び(を隠し)ながら一樹を構っていたけれど、実は一樹に隠していることがあって……というところから始まるお話。ま、隠し事といっても、姉たちとどうにかなってしまうのに、抵抗が残るハードルを排除するものですけど。

それはともかく、やっぱりこの人のお話はいいな。エッチィところも温かさを感じるんですよね。三人の姉が、それぞれ、一樹をいかに大切に見続けていたかが伝わってくるし、一樹は一樹で、姉たちの一挙一動から、いろいろなことを察することができたりして、こちらも姉を思う気持ちが伝わってくる。ああ、大切な人なんだなあと、キュンキュン。ただまあ、三人を選べないとか言い出すあたりは、アレだけど。

三人がぞれぞれ弟を狙っているので、結構危なげな綱渡りになるのかと思ったら、そうでもなかったですね。ま、戦うよりは共存を選んだというところですか。とはいえ、虎視眈々と、抜け駆けじゃないけど、自分が自分がと張り切って頑張る姿がエロカワイイ。

体の付き合いもあるけれど、心の支えになっていくところも良かったなあ。特に最後、体育祭でのシーンが素晴らしかった。再び、走れる喜びと、応援してくれた人たち、中でも、支え続けてくれた姉たちの感謝の気持ちに、じわりとするものがありました。応援する姉たちの力の入りようも伝わってきて、うふふとなること請け合い。

最後には、ツンデレさんだった三女も、思いっきり心を開いてくれて、大満足です。好きって言葉が、これだけ可愛く響くとやられちゃいます。

あねスポッ!―お姉ちゃんと体育祭 - 青橋 由高

あねスポッ!―お姉ちゃんと体育祭
青橋 由高

フランス書院(文庫)
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涼宮ハルヒの素直ではない描写が良く描けています。鶴屋家に伝わる宝の地図を利用して、バレンタインのイベントを行うとは、ツンデレでしょうか。

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