Home > ライトノベル > [桜庭一樹] GOSICK Ⅵ ゴシック・仮面舞踏会の夜

[桜庭一樹] GOSICK Ⅵ ゴシック・仮面舞踏会の夜

< ベルゼブブの頭蓋 > から逃れた一弥とヴィクトリカが乗り込んだ豪華列車 < オールド・マスカレード号 > で乗り合わせた乗客は、<孤児><公妃><木こり><死者>と名乗りだした。まるで仮面舞踏会のように。
ヴィクトリカと一弥は<灰色狼><家来>として、乗客たちと短い旅を共に過ごしていたが、突然そのうちのひとりが苦しみだして……

ヴィクトリカのかわいさがこれでもかと伝わってきますね。隣にいたら、ほっぺをつつきたくなりますよ。思わず手を出してしまう一弥の気持ちがよくわかります。なかなか素直になれないヴィクトリカと、彼女の態度にいらつきながらも世話を焼いてしまう一弥の関係を見ていると、自然と頬がゆるんでしまいますね。

というわけで、聖マルグリット学園までの道のりで発生する列車内の殺人事件のお話です。何かと秘密を感じさせる同乗者たちとのやり取りから、少しずつ高まっていく緊張感にどんどんと引き込まれていきますが、そんな中、一弥がヴィクトリカのために無謀とも思える行動をするところがカッコよかったですね。クモに気づかないドンくささとは、まるで違うところに惚れ惚れ。
一緒に帰るという決意と、二人で協力するイラストが、たまらなく素敵でした。

殺人事件の謎については、ちょっと物足りなく思いましたが、第二章の見せ方に力を入れたのかもしれません。証言シーンは、なかなか面白かったですね。内心ってのは、隠されてるのがよくわかります。
それにしてもブロウ刑事ってやつは……二股ドリルが焦げたシーンに爆笑させられました。

今回最も印象に残ったのは、ヴィクトリカの気持ちがはっきりと示されたことでしょうか。今まで態度ではわかっていたけれど、明言したのって始めて……だよね?あの言葉のかっこよさと、そのあとの動揺のギャップがたまりません。
いろいろと思い悩むことがあるようですが、一弥がいればヴィクトリカも大丈夫でしょう。ふたりが手をつないで走るシーンで、そう思いました。

GOSICK (6) - 桜庭 一樹

GOSICK (6)
桜庭 一樹

富士見書房(文庫)
Amazon | bk1


booklines エントリー
桜庭一樹

Home > ライトノベル > [桜庭一樹] GOSICK Ⅵ ゴシック・仮面舞踏会の夜

Trackback:7

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/1290
Listed below are links to weblogs that reference
[桜庭一樹] GOSICK Ⅵ ゴシック・仮面舞踏会の夜 from booklines.net
GOSICK� from 読了本棚 2006-12-15 (金) 17:17
<ベルゼブブの頭蓋>と呼ばれる修道院を辛くも脱出した一弥とヴィクトリカ。ふたりは聖マルグリット学園に帰るべく豪華列車オールド・マスカレード号に乗り込む。そ...
ラノベ「GOSICK? −ゴシック6−」感想 from すたじおG 2006-12-19 (火) 02:39
「GOSICK? −ゴシック・仮面舞踏会の夜−」☆×5 富士見ミステリー文庫:著・桜庭一樹 “一弥とヴィクトリカは無事学園へと帰ることができ...
「GOSICK VI −ゴシック・仮面舞踏会の夜−」桜庭一樹★★★半☆ from 藍麦のああなんだかなぁ 2006-12-21 (木) 23:21
「GOSICK VI −ゴシック・仮面舞踏会の夜−」桜庭 一樹 富士見ミステリー文庫 FM38−11 ISBN:4829163755 いきなり6巻...
GOSICK 6 仮面舞踏会の夜/桜庭一樹 from ラノベ365日 2006-12-26 (火) 03:23
GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜桜庭 一樹 富士見書房 2006-12by G-Tools 【ベルゼブブの頭蓋から脱出した一弥とヴィクトリカは...
GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 from いつまで続くか黄金の意思!! 2006-12-26 (火) 20:01
GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜桜庭 一樹 富士見書房 2006-12売り上げランキング : 326おすすめ平均 Amazonで詳しく見る ...
GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 from ライトノベルっていいね 2007-01-17 (水) 19:10
GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 著者 桜庭一樹 イラスト 武田日向 レーベル 富士見ミステリー文庫  表紙のヴィクトリ...
GOSICK ?-仮面舞踏会の夜- from そのまったりな日々は・・・ 2007-01-25 (木) 00:06
「GOSICK ?-仮面舞踏会の夜-」/桜庭一樹 前回ヴィクトリカを修道院(ベルゼブブの頭蓋)から救い出し 帰りの列車に飛び乗った二人の、...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [桜庭一樹] GOSICK Ⅵ ゴシック・仮面舞踏会の夜

Search
お気に入り

虜囚の姫と疎まれる第二王子の旅路を描くファンタジー。

花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫) - 淡路 帆希

オーソドックスではあるんですが、各キャラの心の変化が丁寧に描かれていて、とてもいい。切ないお話ではあるんですが、最後の心に温かいものが残りました。大切にしたい思いが詰まってるお話です。 → 感想


まさかこんな素敵な青春物語が読めるなんて!

電波女と青春男 (電撃文庫)電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

甘酸っぱく、時に遣りきれない思いに苛つくこともあるけど、高いところから飛んでしまうような青春模様が素敵でした。笑いも沢山あるし、ほんと面白かった。とてもオススメ。


聡明であるが故に孤独な少女プルーデンスと、蒼い衣をまとった名無しの吟遊詩人が、鳥の塔に至る迷宮の謎に挑むファンタジー

鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫―ホワイトハート)

世界観といい雰囲気といいハマりまくりです。知識を持つが故に、両親や兄から疎まれて、家族といても孤独を感じていた少女なんですが、それをぐっと堪えて、誇り高さを忘れない姿勢が素敵でした。続きが出てくれると最高に嬉しいです。→感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下


十八番目の皇女という立場から、何も手にすることができなかった月華が、心の内に「龍」を飼う涼狐の剣舞に惚れて、剣を手にする中華風ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガール。

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)

淡々と語られている物語だと思っていたのに、気づけば引き込まれています。溜め込んだエネルギーが、次なる巻で爆発してくれることでしょう。背筋がゾクゾクするほど、楽しみでなりません。→感想

なかのひと

Page Top