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[萩原麻里] トキオカシ

「見つけた……」という彼女と目を合わせた瞬間に衝撃を受けた。さらに湧き上がる奇妙な既視感。会ったのは初めてなのに、なぜ?
幼いころから異常な記憶力を持っていた誠一のもとに会いにきた、噂の転校生の双子の姉である眞名。彼女は時置師であり、誠一がその<対>であるという。とても信じられないが、彼女に感じる気持ちは普通と違うのはわかっている。とりあえず話を聞いてみたが……

これはいいですね。面白いです。時置師という呪いを受けた眞名と、呪いから逃れるための鍵を持った誠一が、運命の出会いをしてタイムスリップするお話。

何と言っても、面白いのはふたりの関係ですね。眞名の普段の凛とした態度と、誠一に接するときの態度のギャップにやられます。望んでおきながら、いざ運命の人が目の前に現われてしまうと、落ち着かなくなるところなんて最高です。かわいいったらありゃしない。なぜにナイフと突っ込みたいところではありますが、気にしたら負けかも。
対となった誠一は、ちょっと頼りない感じでしたが、一度納得したらいい男じゃないですか。あんな言葉をさらりと言えるからって、羨ましいとか思ったりしてません。ええ。

そんなコミカルな雰囲気も、タイムスリップしてからは、いつの間にやら出生を探る旅になって、やや重苦しい感じに。たまに出てくるふたりの掛け合いが暗い雰囲気を調整してくれますが、時置師の秘密から見える未来に胸が苦しくなりました。
過ちを繰り返さないためにどうすべきなのか悩ましいところだし、他の時置師との絡みがあると、いろいろ問題が出てきそうなので、このあたりをどう乗り切っていくのか楽しみ。

ちなみに、個人的に好きなシーンは、初めと終わりの繋がりを知るところです。驚きよりも、あの台詞が出てきたことのかっこよさに心が沸き上がりました。こういったゾクゾクするようなシーンも期待したいですね。
オススメ。

トキオカシ (富士見ミステリー文庫) - 萩原 麻里

トキオカシ (富士見ミステリー文庫)
萩原 麻里

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Comment:2

あおい 2008-07-11 (金) 21:13

いいですよね^口^
トキオカシ!!
観池眞名めっちゃかわいいですよね^^

deltazulu 2008-07-13 (日) 19:04

いいですよねー。
二冊で終わっちゃったのが、とても残念です……

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